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幸せに目を向ける

昨日の大雨から一転した青空。

朝から数ヶ月振りにカフェへ。

窓際の席で陽の光を浴びながら、ふと思い出した光景。


それは14年前の病室。

病と闘っていた父親の元へ毎朝通っていた頃。

父の病室に着く頃にちょうど朝日が登ってくる、冬の季節。

「今日もええ天気じゃね。はい。手を合わせて。」

父はよくそうワタシに声を掛けてくれてた。

そんな光景を思い出していたら、続け様に思い出したもう一つの景色。

それはもっともっと昔。

小学生だった頃のワタシ。

家族4人で父の実家に帰省していた頃の車内の様子。

6時間の道程で、渋滞を避けるためにいつも早朝に家を出ていた我が家。

毎回車内で迎える日の出の時間。

後部座席に座っていた私と妹は、父の

「ほら、お日さんが出てきたよ」という声でいつも

後を向いて手を合わせてたっけ。


あれからいろいろあったけど。

今もいろいろあるけれど。

今日も陽の光を浴びられる幸せ。

「今ここ」をしっかり味わおう。



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