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一つの絵から 茜色の世界 秋の山、冬の海

BGM 
 斉藤和義の「やわらかな日」が流れている。
我が家では仕事をしながら音楽(BGM)を流す。
この歌を知らないと、ちょっと何を言っているのか分からないと思う。

彼女が手渡した新聞にはこう書いてあった
事故で亡くした夫の体から取り出した精子で受精成功
彼女は言った

凄い愛だと思わない? 

 私は言う。
「この事故って、どんな事故だろう」
「さあ、交通事故では?」妻が言う。
「でも、どうやって精子を取り出すんだろう」
「知らないわよ」
「もし脳死なら、この夫の精子以外、角膜、心臓、肺、膵臓、肝臓、腎臓と移植されただろ」
「それって、凄い愛だね」
「そうだね」

 妻が言う
「レーズン入りのコーンフレーク、ベジタブルカレーライス、コーヒー、ビール、この夫婦はビーガン?」
「たまたまでは・・」俺が言う。
「でもコーフレークに牛乳を使わない」
「それ気になるの?」
「でもタバコは体に悪い」
「うん、そうだね」

今日ね、誰かが言っていたの
彼女が話す瞳には戸惑いがあった
どんなに好きな人でも5年たてば冷めるって・・
私たちは大丈夫でしょ?
ねぇ どうなの?

「結婚してから既に35年」俺が言う
「私達は大丈夫だったね」
「うん、そうだね」
「つまんない人」
              斉藤和義の「やわらかな日

心情を露呈
 最近の心情を露呈する。
私は骨折が4回。整形外科手術は4回受けている。
それに、頭の強打による記憶喪失が1回、前歯も折っているし、奥歯もほぼ咬み砕いている。一昨年、急性心筋梗塞でステントを5本入れた。
歯の治療も最終的なインプラントを残すだけとなった。
ようやく一安心。

 しかし、さらなる問題が・・、坐骨神経痛になったようだ。今日病院に行きレントゲンを撮る。さらにMRIで詳細検査。レントゲンの左足の付け根に大腿骨骨折時の破片が写っていた。懐かしい・・。

 これまでの体の酷使で、体をボロボロにしているようだ。
老い先に不安があるのだが、やれることはやり続ける。
今回は「一つの絵から」の話となる。

NotE  Eを大文字にすると面白い
 3年と10ヶ月で投稿数が500となった。1000文字から1万文字、平均2000文字程度の文章を投稿している。込み入った内容もあり、書くのに一応それなりの時間を要している。これに校正、校閲を自分でするが、これは至難のワザだ。癖や思考回路が同じなのでどうしてもミスがある。

 さらに自分の文章なので、その日の気分で校正途中でも、内容を書き換えてしまう。これをまたチェックすると時間ばかり過ぎ、自分で何を書いているか分からなくなる。

 「センスがない」と言えばそれまでだけど、そんな事が創作の難しい所だと感じる。

 さて、今回は茜色の絵を飾ってみる。全て娘1の写真となった。
家族の中で本格的なアウトドアをしているのは娘1だけだ。そして唯一、東京に住んでいない。地方でアウトドアをする。
一つはカヤック。朝焼けの松島(宮城)の海だ。月と太陽が二つ見えるなかの朝焼けだ。写真としても良い物だと思う。

絵だね

 もう一つは、山梨の瑞垣山麓、ここはボルダリング(フリークライミング)の聖地だ。背中に担いでいるのは落下したときのクッションだ。

朝焼けの宮城松島 左が月、右が日の出 
瑞垣山

 私も今年7月に瑞垣山を登ったが、それ以降、8月から突然坐骨神経痛で歩くのも苦痛となっている。
また外科的治療かと思うと気持ちが折れる。

瑞垣山を登る、急登だ

 流石にギブアップと言いたいが、まだ子供達のだれも結婚していない。子供達は家族を持つことを希望しているが、なかなか私達夫婦を見ていると理想とは大きく違う結婚生活しかない。そこまでの未来は見たい。

結婚は当分さきだろうと思う。


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