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キャンプの話 35年続けた今

キャンプとは
自宅のお隣さんが、シュラフを干していたので、
「キャンプですか?」と訊くと
「いいえ、山です」と言う。
そう、山登りではテント泊と言う。キャンプとは言わない。キャンプとは一線引きたい.。その思いが伝わる。

ではキャンプとは何?
キャンプの語源は軍隊用語だろう。キャンプ座間とか言うし。

日本キャンプ協会ではこんな感じだ。
日本キャンプ協会のキャンプインストラクター用テキストでは、自然環境のもとで、必要最小限の装備で生活したり宿泊したり活動したりすることをキャンプと呼ぶそうだ。

つまり、テント使うのがキャンプではない。
近所の公園でテント張っても、それは自然環境のもとではないから、キャンプではない。

私の始めてのキャンプ 1972年
高校2年生の夏、神津島でキャンプをした。高校の同級生3人と行った。
事の初めは、アルバイト先で知り合った女の子4人が神津島へ遊びに行くと聞いたことからだ。
「これはチャンスだ」友達のAが言う
「そうだな」友達のB
「よし、行くぞ!」全員

彼女達は親戚の家に泊まるようなので、それを追いかけて行った。
私が近所のホームセンターで買ったパチモンの安い三角テントを持参し、キャンプすることになった。

海岸沿いはキャンプ禁止だったので、近くの山の中に適当にテントを張って、魚肉ソセージや缶詰を食べた。後は海の家のラーメンとかだ。
女の子達は、当初は驚いていたが、夜、神社の広場で、花火とかした記憶がある。
テントが雨に降られて浸水したが、辛さはなかった。初めてビールを飲んだ。

2度目のキャンプ
大学生の夏休み、三宅島でキャンプをした。
大学の同期の家が電気工事屋さんだったので、夏休みの間、私はそこでバイトをしていた。
何度か電気をショートさせ火花を散らしたが、怪我もなく楽しくやっていた。
さて、その男がキャンプをしたことないという。さらに大宮に住んでおり、
「海が見たい」と言う。
「じゃぁ行きましょう」
今回はカレーのレトルト品とかアルファ米とシングルガスバナー等を持参した。
テントはあの高校の時使ったものだ。
この時は浜辺でテントを張った。
日焼けで身体が火照っている所に、もの凄いデカいヤブ蚊?の攻撃で、寝られない。
最悪な印象しか残ってない。

アウトドアブーム
それ以降はキャンプからは遠ざかっていた。
1980年代、アウトドアブームが到来した。オートキャンプが流行する。
ブームの起爆剤として、海外のアウトドアグッズが大量に日本に入ってきたこともある。

コールマンのツー・バーナー、ランタンがオートキャンプで使われるようになった。椅子からテーブル、テントも大型化していく、タープが使われるようにもなったのもこの頃からだ。
また直火で料理とかは皆さんやらなくなっていた。

1988年、初めてのオートキャンプ
モトクロスを引退した私は、トランスポーターとしてのダットサントラックを手放し、レオーネーワゴン四駆を中古で手に入れた。
これに流行りだしたマウンテンバイクや野田知佑さんの真似をして買ったフジタのカヤックを積み、アウトドア遊び始めた。
今の妻とも付き合い始めたので、
「今度はオートキャンプだ!」と思いつき。
後輩や同期のアウトドア好きを集めて、初めてのオートキャンプに行く。

場所は山梨の西湖とした。テントもロッジ型を購入し、寝袋も購入した。湖なのでカヤックを持ち込んだ。後輩もカヤックとマウンテンバイク、ウインドサーサーフィンなどを持ち込んできた。
この頃はキャンプより遊びが主体だった。
車もスプリンターカリブや車中泊可能に改造したハイエースなど当時のアウトドアのトレンドを全て持ち込んでいた。

おそらく目立っていたので、アウトドア雑誌の記者に取材された。
なんと全員雑誌に掲載された。

今は廃刊されたフィールド・ストリーム 広告が少なく記事が良かった。

キャンプがレジャー
結婚後も、オートキャンプは私達夫婦のレジャーとなり、趣味のトライアスロンも続けていたが、オートキャンプも続けていた。
テントは北米産のヨーレイカのドーム型、コールマンのガスのツーバーナーとグレードアップしていった。

1994年夏、色々揃えている
西湖で息子を乗せて

夏の定番となる
子供達が赤ちゃんだった頃から3人目が小学生の頃まで。キャンプとマウンテンバイクレース参戦のダブルヘッターのキャンプを続けた。
マウンテンバイクレースには強引に子供達も参加させていた。
車はレガシーツーリングワゴンとなる。

2004年から犬連れにもなり、5人と犬も乗るのでミニバン、ステップワゴンへ移行した。テントはさらに大型テントとなり、もう面倒くさくなり、バンガローやトレイラーハウス泊に変貌していった。
この頃から犬連れキャンパーが増加していた。

子供達のレース用のマウンテンバイクも積んできた
当時は少数派の柴犬

最近 2023年 ソロキャンプは出来ない
60歳を越えてからは、もっぱらバンガロー泊が多い。キャンプで一番大変なのは雨と風で、被害が多いのはテント、その後のメンテなど気が遠くなる。
だからバンガローとなる。
行く場所はほぼ固定している。八ヶ岳の麓辺りの高原のキャンプ場を使う。足かけ30年以上通っている。

大人になった子供達も時間を作って同行してくれるので、未だに夫婦だけのキャンプはあまりない。ソロキャンプも面倒くさいのでしない。
北杜市や野辺山を中心に20年以上、夏場に子供達をキャンプに連れていた。だから、今では子供達の第二の故郷になっている。
夏の里帰りだ。

標高1300mとなると真夏でも涼しい。夜は満天の星空となる

ヴィンテージ
今でも使い続けているキャンプ道具を少し紹介する。
椅子は壊れるが、テーブルは長持ちする。
1980年代 LALLEMAND(ラレマンド)のロールトップテーブルのロング。名品だ。

ラレマンド、立てに収納する
ラレマンド、背が高い

コールマンのランタン、何度も修理しているが LEDではやはり寂しいのとあの音シューシューという音が好きになので、使っている。
赤ランタン200Aは1960年代製 親父の持ちものだった。

1960年代のコールマンのランタン 200A
非常に便利なユニフレームの耐火テーブル

たまに使っていたコールマンのストーブ ピーク1 
最近、出番が少ないが、ガスと違い高所や寒さに影響されない。

コールマン ピーク1 1980年代

最近の道具
色々あるけど、やはり定番が頑丈で使い安い。キャプテンスタッグのグリル。最近は造成炭を使う。時間で燃え尽きるので始末が楽。

ユニフレームの耐火テーブルとキャプテンスタッグのグリル
コールマンの焚き火のみに使用

では、ここまで。

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