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リターンズ 俺の話 (5分で読めます)

 

2024年7月3日 
 朝からNHKで盗撮被害の特集をしていた。
年々倍増している。中学生、高校生間でも増えているようだ。子供同士の盗撮とは世も末だ。

 これを減少させるには、スマホにカメラ機能を付けるのを禁止すればいい。あとネットに直結するようなデジカメは禁止。
それだけで激減するはず。ついでにGAFAも落ち目になる。

 何故そうなったか、簡単な話で、つまり便利だから、安易に金にもなる。ついに市場主義、新自由主義の限界を突き抜けた。

 2014年日本で初版「マイケル・サンデル それをお金で買いますか 市場主義の限界」を読んだ当時でも、既に限界に近かったが、今や子供の世界も大人と同じ世界に落ちたと思う。もう戻れない。戻すには100年かかる。
「教育は100年の計」だ。

 そんなノスタルジーで昔の青春小説を書いている。

 2021年、長年勤めた会社を解散中、東京オリンピックとパンデミック狂騒していた頃、7月23日に俺は死線を彷徨っていた。
そして生きぬいた後、ここNoteへ頻繁に投稿するようになった。そして4年目だ。心も少しずつ回復していた。

俺の話を聞け、5分だけでもいい。
 現在、妻、息子、娘1、娘2、取りあえず皆、食えるようになっている。俺よりしっかり生きているので、特に心配もない。
「楽しんで生き抜いてください」

 俺も仕事を辞めた後、自由に生きようと思ったけど、ここ3年で色々ありすぎて人生感は変わった。

 今年の高校の新年会で、A本という男に言われた。
「イケさん、何か心配だよ、もう死んでもいいようなことをFBで言っているだろう」
「大丈夫か」と心配された。

 A本は高校時代の友達の中で唯一のFB(フェイスブック)でも友達だ。情報システム屋で成功した社長さんだ。
彼とは中高と同じ学校で、クラスも部活も同じだった。何時も顔をみていた男。だから俺の抜本的な性格を知っている。
「そうか、わかちゃったか、こいつには」

 俺は見た目や言動と少し違い、真面目で頑張りすぎるタイプなのだ。中学校の部活サッカーでも血尿、足の疲労で歩けなくなるまで追い込んでいた。

「大丈夫、この中で俺が一番長く生きる」と答えておいた。

 少し前まで、俺は病後のリハビリで少し疲れていた。まだまだ体のメンテも必要だった。さらに、くだらない民事裁判を1年かけて、昨年末に和解した後だった。

 「人は何故こんなくだらない事、金の問題だが、多少の損得に多大な時間と弁護士費用をかけるのか」不毛だ・・。
取りあえず人生の残件は全て終えた。

 中高の部活サッカー、暴走族、更正、大学進学、結婚、子育て、モトクロスレ-ス、トライアスロン、バンド、ライブ、起業、海外も飛び回った。
さらに、つらい介護、お墓。遺産処理も終えた。
取りあえずほぼ終わった。
子供達、妻も元気で生きている。致命的な問題もない。

「もう生きているのは面倒くさい!」

 親父のようにあっさり死んだ方がいいのではと一瞬思った。
希望も欲望も何もなっかた。

 でも近頃思う、家族も友達もいる。遊びの誘いも未だに多い。誘ってもつき合ってくれる。

 俺が歳を取るにつれ、皆が優しい。俺と会いたいという人も多い。
これは俺の人徳ではない。運命だ。

 あの重症から人並みに回復した時に医者が言った言葉があった。
「あんた奇蹟だよ」
薄々感じていたが、どうも俺は生き抜いていく運命らしい。

 恩師や先輩、後輩、友達を見送る立ち位置のようだ。そう感じている。
だから皆が俺に声をかける。
「私を見送ってくれ」

 その後の生き方。
だったら、俺の最後の夢としてクリエターとして遊んでいこう。
もともと、好きなことだったが、早くから才能が無いと思って諦めていた。

 まず自分のイメージを変えようと髪を伸ばす。見かけも重要なので歯も完全に治療する。面倒だがインプラントも入れる。創作に集中できるように体と心臓はさらに鍛える。
現在こんな心境だ。
「やってやるぞ!」

「家事もやってね」妻
「ハイ」

取りあえず謝っておく


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