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スマホの写真データからひもとく思い出  長野県の 野辺山 松原湖 八ヶ岳

マウンテンバイクレース
この地へ度々往き来するようになったのは、1997年夏、シマノが開催するマウンテンバイクレースに出場する為だった。
1997年、1998年と松原湖の周辺において2日間で開催されていた。

参加者は松原湖オートキャンプ場でキャンプしていた。私も家族を連れてキャンプをした。
その当時、第1次オートキャンプブームが訪れていた。
オートキャンプ+自転車とかカヤックなどのアウトドアスポーツを組み合わせるのが、新しい遊びの形だった。
キャンプもコールマンのバナー、ランタンがメインで使われた時代。
この頃はマウンテンバイクもブームになっていた。

1997年 デジカメもようやく普及しつつあった。解像度は低い

その後、会場は小海リエックススキー場に移り10年位続く。最近は富士見パノラマスキー場で開催されている。
私はこの試合に24年間エントリーしていた。
私が60才(2015年)、これが最後のレースとなった。その時、私が出場したレースカテゴリーでは最高齢だった。

2015年 完走した最後のレース

長い歴史
マウンテンバイクレース参戦は1997年からだから、ライセンスはスポーツクラス、その年は娘2が生まれる2年前となる。
レース参戦時は、家族サービスも兼ねてオートキャンプをしていた。
マウンテンバイカー、キャンパーとしても、その歴史は長い。

3人の子供達も成長と共に、キッズクラスのマウンテンバイクレースにも参戦するようになる。
マウンテンバイク 3台、子供3人+犬、愛車のステップワゴンが大活躍していた。
私達家族にとって八ヶ岳山麓は故郷みたいな馴染んだ場所になっていた。
ちなみに冬場はスキーで何度か訪れている。

2007年 富士見パノラマ 吹雪いた

そんな楽しい時はいつの間にか過ぎ、私も歳を取り、子供達も大人になった。それでも、マウンテンバイクレースには出なくなったが、キャンプだけは続けている。

今は、テントは面倒くさいし、体力がいるので、バンガロー泊としている。
実は、7月下旬から8月の夏場、この地帯は雷雨が多い。テントだと大変なのだ。

2023年松原湖キャンプ場

2023 年夏
2023 年の7月末、午前中は晴、昼に積乱雲がもくもくと盛り上がり、夕刻から雷雨だ。深夜はになると雲が切れて、満天の星空となる。そんな夏らしい空模様だった。

空気は澄み、蒸し暑くもない、近くに公共温泉もある。そこから、先々週に登った北八ヶ岳の天狗岳も見える。
温泉に浸かりながら、生きていて良かったと思える瞬間だ。

平沢峠、獅子岩
午前中に訪れた平沢峠、獅子岩、黒曜石が採れる場所だ。標高が1300mくらいあり、雲が近い。日本海と太平洋の分水嶺でもある。

遙か昔、日本はこの辺りで割れて海になった。それがフォッサマグナでまた山となり、大きな湖が出来た。その富士山より高かった山が崩れ、八ヶ岳連峰となる。そんな悠久の地だ。

獅子岩1
獅子岩2
獅子岩3

松原湖の散策
元々大きな湖だった場所なので、小海という地名で、その名残が松原湖だ。
その周りには諏訪神社があり、御神木が奉納されている。
また樹齢800年以上の神木が幾つかある。
静かで良い場所だ。冬は凍る。

松原湖、北八ヶ岳が見える
空洞の大木
幾つかある神社
大木

日本という国は国土のほとんどが山、活火山だ。また日本の成形は大陸から分裂して、それが折れて、またフォッサマグナでくっつく不思議。

プレートの圧力と火山によりくっつく。
ここ八ヶ岳とか富士山も日本アルプスもここに集中

住むには危険地域だけど、その自然感が日本人を創り上げている。
地勢と気候、日本は題材として面白さ100%だ。
この事に多くの外国人が気づいている。
危険な地勢により、何時も安全志向のゆえ治安がいい日本。

知的好奇心を満たす旅行は今後の主流となると思う。
体力や危険自慢の冒険旅行、限りなく高い食事とホテル、最後は映え。
それはインスタ、YouTubeで十分。
そして帰宅後、
「やっぱ、家が最高ね」という旅ではなく。
行けば行くほど「不思議発見!」がいい旅ではないかと思っている。


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