【第8号】colomagazine(2020/11/08発行)

GoToしてますか!? ころまが編集長は群馬県にGoToしてきました。温泉、紅葉、食事、本屋さんを堪能。特に「日本一のモグラ駅」として知られるJR上越線の土合駅に度肝を抜かれました。あれは一見の価値あり、しかも入場無料。健脚の方は、いつの日かぜひ。
ころからのメルマガcolomagazine(ころまが)第8号をお届けします。

第8号のラインナップ
1)【新刊情報】『離島の本屋』第二弾刊行
2)【メディア掲載】パブリッシャー木瀬が故郷に錦!?
3)【今月の呼びかけ】総額表示に反対します
4)【今月のイベント】シコシ/模索舎から半世紀

※ころからが発信するcolomagazineは、メディア・出版関係者を中心に、これまで触れあう縁のあった方へ送信しています
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1)【新刊情報】『離島の本屋』第二弾刊行
2013年、ころから創業の夏に刊行しました朴順梨さんの『離島の本屋』は、図書館や高校図書室に数多く蔵書されたこともあり、版を重ねています(10月現在3刷)。その第二弾が、7年のときを経て完成しました!
『離島の本屋ふたたび 大きな島と小さな島で本屋の灯りをともす人たち』(1600円+税)
2005年から離島の本屋を取材されている朴さんが今回訪ねたのは、沖縄本島を含む「大きな島」と、長崎県の宇久島など「小さな島」です。
さらには、海のない栃木県にも足を伸ばしたそのワケは…。
本書には、文筆家の能町みね子さんがこんな言葉を寄せてくださいました。
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「なくならないことだけが正解だと思っていた」ーーうん、私もそう思ってた。でも、なくならない正解もあるし、なくなったあとにも正解があるのだ。
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伊豆大島の成瀬書店など、閉店してしまった本屋も取り上げています。
一方で喜界島のブックス銀座のように「復活」をとげた本屋さんも。
「正解」はそれぞれにある、そんな本になりましたので、ぜひお手に取ってみてください。
※東京と沖縄で刊行記念イベントを計画中。詳細きまりしだいホームページでご案内いたします。

2)【メディア掲載】パブリッシャー木瀬が故郷に錦!?
ころまが編集長でもある、パブリッシャーの木瀬は湖国(滋賀県)出身。
その湖国で能美舎という出版社を経営され、また賤ヶ岳の戦いで知られる賤ヶ岳の麓で古民家喫茶を開いておられる堀江昌史さんが、木瀬のことを紹介くださいました。
http://korocolor.com/news/202009-post-526.html
朝日新聞でも滋賀版限定のコラムです。
文中に、若き日にどうして県外に出たかが語られますが、こんな逸話にされる琵琶湖の鮎は気の毒だと、現在の木瀬は言います。
すなわち「大きさ」に価値があるのか、と。
閑話休題。
故郷に錦というわけではありませんが、ころからの「思い」を伝えてくだった筆者に感謝です。

3)【今月の呼びかけ】総額表示に反対します
今年9月、出版業界に激震が走りました。
業界紙の文化通信が、来年4月1日以降の消費税を含む総額表示義務化について「出版物も表示義務が課されることがほぼ確定した」と報じたためです。
本は他とちがって、商品そのものに定価を印刷することが認められています。なので、小売店が価格を表示することはほぼない業界です。しかし、これがアダ(?)となって、来春4月1日以降はほとんどの本が「違法」になってしまう可能性があるのです。
これが、どうして激震になったかというと、2013年に定められた消費税特措法の存在を、小社を含む多数の出版社、書店が知らなかったためです。「え!?」と思われる方も少なくないでしょうけれど現実です。
消費税特措法では、「税別」と明示すれば総額表示しなくともよいとあり、なおかつ2021年3月31日までの時限措置だとされていました。が、私たちはその期限も、税別表示の法的根拠も知らずにきたのです。
こうした「怠慢」を自ら省みると同時に、合理的な法律にすべきではないかとの思いから消費税法改正を提言しようとしています。
詳細は改めてご案内しますが、消費税特措法の趣旨を消費税法に含み込もうという提案です。
「知らなかった」という点で反省すべきことも多いですが、無知は罪ではありません。「知った」あとまで座視しつづけることのないよう行動してきます。
ぜひご支援ください。

4)【今月のイベント】シコシ/模索舎から半世紀
はじめまして、ころからのデザイン部長・安藤順です。
東京・新宿二丁目の書店「模索舎」が10月28日に、創業50年を迎えました。1960年代末の学生反乱の中から生まれ、新左翼党派の機関紙やパンフレットなどが多く並ぶことから、新左翼書店とかカゲキハ書店などと呼ばれることも多かったですが、本質は原則として持ち込まれた出版物は全て扱うミニコミ・自主出版物の書店で、様々な社会問題からサブカルまで多くの表現者から持ち込まれた出版物が並んでいます。
その模索舎に、私は1988年4月から90年5月までの2年間、在籍しました。
89年1月に昭和天皇が死去し「平成」になり、90年4月には消費税が施行されるという頃で、あとから振り返るとバブル真っ只中でした。
ころからに参画して、表現の自由や、差別の問題を問う出版を行う上で、模索舎の2年の経験と教訓が大きく生きています。
模索舎のOBと現・舎員が集い50周年の記念イベントを東京・武蔵境で行います。注目して頂ければ幸いです。
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『シコシコ/模索舎から半世紀』
11月21日(土) 13時半開場
武蔵野スイングホール(JR中央線武蔵境駅北口)
出演/南陀楼綾繁・中川五郎・岩永正敏ほか
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/2020/09/50.html
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