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お花見BBQ(780文字)

今シーズン最大の花見のチャンスだった先週末、設備の備わった公園でお花見バーベキューを楽しんだ。

満開予定が確実になってからでは予約は100%取れないので、毎年日程決めは目星をつけて一種の賭け。今年は大当たりだった。

桜は満開。天気はまあまあ。食材もドリンクもおつまみも準備万端。食べる気満々。

しかし、火おこしに手こずった。おそらく持参した炭が古くて湿気っていたのではないかと推測し、急遽近くのホームセンターから薪を調達した。着火剤から薪に火が移ると威勢よく炎が立ち、みるみるうちに食材はいい色になり、美味しそうな匂いが鼻をくすぐった。

牛ステーキ、薄切りポーク、大きめのウインナー、ベーコンのチーズ乗せ、そして殻付き帆立。火おこしで焦らされた分いい感じに空腹感が増し、予定通り食べ過ぎた。

超厚切りベーコンにとろ〜りチーズ
貝殻が閉じている状態では上下の判別が難しかった
赤い方がメス、白いのはオスなんだそう

調べてみたところ、帆立は最初は全てオスで、のちに半数がメスに転換するのだと書いてあった。食べながらスマホでそんなことも調べられる。便利な時代になったなぁと改めて思う。

公園内は花見を楽しむ人と一面に散りばめられた桜の花で見た目にも賑やか
少し色の濃い蕾がかわいい
春の人気者

隣のサイトは小さな子ども連れで、一緒に走ったり、追いかけたり、抱っこしたり、「高い高い」と言いながら上に掲げたり…親にしてみてもそれはもう大変な労力だったろうと思う。しかし、子どもにとっては幼き時代の楽しい思い出になるかもしれない。あるいはまだ記憶に留められるには小さ過ぎるかもしれないが、それでも桜や賑やかな公園が春のわくわく感として潜在意識の中に残るだろうと思う。

寒かった冬が終わり桜が咲いたら、外の新鮮な空気を吸いに出掛けようよという合図。ツツジやハナミズキも準備を整えて出番を待っている。

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