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⑫渡された切符「社会不適合者」



捨てきれないもの

買ったんじゃない。
下さいと頼んだんじゃない。
拾ったわけでも、落ちこぼれたわけでもきっとない。
無理やり渡された。

その切符を捨てきれずに、
渡してきた相手を「大切で大事」とすら言う自分。

離れなければいけない。
自分から。

自分の足で歩くこと
それは、周りが思う以上に難しい。

自分の力で
前に進むこと。
それはもっと難しい。

考える


「頼ることは恥ずかしいことじゃないよ」
「頑張っている自分をいたわってあげて」
「家族のことよりも自分のことを守ってあげようよ」
頭では重々に分かるまで言われてきている。
けど、それができたらどのくらいに楽になれるだろうか。

頼らないのには訳がある。
頑張ってることを認められないのにも訳がある。
家族を優先するのにも訳がある。

求めているものがあるから。
それが頼ったところで、得られるものではないから。

分かっている。
求めても求めても、もう手には入らないことくらい。
でも、まだきっと私はずっと求めてしまうのだろうとも思うし、
これは一生の問いであるし一生向き合ってしまうもの。
向き合ったところで、問いかけたところで、
結局は自分の中で納得できる答えを生み出していくことでしか、
呪縛から解放されることはない 
それすらもわかっている。


向き合っても見る

自分に素直に
自分にわがままに
自分の声に耳を傾ける

本当はどうしたくて、
本当はどんな関係性で居たくて、
現実はどうすることが最善なのか。

理想と現実を照らし合わせる。
ギャップはどのくらいで、
埋める方法はないか。
妥協できる点を考える。

求めているものは物理的に無理。
そこをあきらめることでしか現実を受け入れられないから。
昔も今も、すべてに妥協しながら生きて、
それでも、いつも理想だけは消えてくれない。

だけど

逆の視点で考えても見る。

得られたものは何か。
差し出された手はどのくらい握れたのか。
自分にしかできないものは何か。

しんどい時こそいいところ探し。

心がけてみるも、
=逃げ
という潜在意識が私を許してくれない。



生きづら過ぎる社会

そして社会が許さない。

折り合いをつけ、
妥協をし、
無理もし、

お金を稼ぎ、自己責任で、自分の生活を回す。

生きづらい世の中で行きたいと望んでいるわけでもないのに、
生きるのに必死にならなければいけないのはいつも
私たち社会的弱者。

被害者面
サバイバー面
したいわけじゃない。
社会がそうさせてる。

這いつくばって
普通を装って、自分の存在価値を必死に編み出し
そこにしがみつき、
頑張ったところで結局は、
過去をうまく処理しきれない内は、すぐに壁が襲い掛かる。

そのたびに向き合い、
同じ作業を繰り返す。

何度も何度も何度も挫折を味わっていくことでしか、
うまく生きることすら許されない。
うまく生きることすらできない。
術がない。

不甲斐ない。
辛い。
苦しい。
しんどいよ。
もう何もできないかもしれない。
そう考える夜は、朝は、減らない。


報われない

自分が自分で居られる日はいつ来るんだ。
この世で誇れる日はいつ来るんだ。


そんなのわからない。
分からないから、必死に夢だけは何度も再確認し、
自分の軸だけは、変えないぞと意気込み、
毎日に喰らいつく。

皆が学校で勉強してるとき
私は寝ている日があるかもしれない。

皆が働いているとき
私は働きに行けずベッドかもしれない。

そんな自分を変えたくて変えたくて、
毎日理想を掲げる。
少しでもちょっとでもちょっとでもいいから近づける方法を
見つけては挫折をし、
それを繰り返す。

繰り返すことでしか、変われないのだろうから。

自己満かもしれない。
生きていることすらきっと。
誰かのために生きる、とか
誰かのために何かをする、とか
そんなことはないのかもしれない。

だから、必死に生きるよ。
その背中で誰かが息をしてくれる日が来ることを信じて。

こうして欲しいとか
こうなってくれたらなとか
そういうことは思わなくなった。
何かを求めたり、何かして相手のリアクションを期待して動くのは
あまりにも自分本位すぎるから。
その子が納得できる生き方を一緒に見つけられるならそれでいい。
きっと、そうやって最後は一人で生きていくしかない。
人の問題を私は抱えきれないから。
結局は自分のことはみんな自分にしか背負えないからさ。
支えることと、教えること
この二つしか私たちはきっとできないだろう。



そんな世界でも生きているのは


しんどい夜をどう過ごそう。
そしてどう朝を迎えよう。

違う境遇で、重なり合ったタイミングで出会うことができた人の
温かさを感じつつ眠りに着こう。
重なり合ったタイミングで出会い、必要としあうことができた奇跡を信じながら眠りに着こう。
重なり合ったタイミングで出会い、必要としあうことげできた奇跡に感謝し朝を迎えよう。

今日より明日をいい日にすることは自信なくても、今日よりこれからを良くしよう。と思うことなら私にもきっとできるはず。まだまだ、終わりじゃない。まだまだ、きっとスタートでもない。終わらせない。

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