見出し画像

【クリニック向け】 WEB・SNS集客(集患)って何それ? おいしいの?? 「基本中の基本」をわかりやすく解説!

本記事は、

  • クリニックを立ち上げてまもない方

  • これから始めてWEB・SNS集患に取り組もうと思われている方

向けに、WEB・SNS集客の概要を、できるだけわかりやすく書かせていただいたものとなります。


WEB集客について、話を進めるに当たっての大前提が、

まずとにかく知ってもらわないと、スタートラインにすら立たせてもらえないという「現実」

にあります。

クリニックのみならず、どの業界でも起こっていることですが、

自分より明らかに技術が劣るにもかかわらず、プロモーションがうまいばかりに、あちらの方がその分野のパイオニアかのように認識されてしまう。

というジレンマに苦しんでおられる方がたくさんおられるのです。


能力・技術レベルが高く、人柄がよくても、集客が下手な方より、
能力・技術レベルが低く、人柄が悪くても、集客がうまい方に患者は流れてしまいます


逆にこれは

多少の欠点があっても、自身の強み=魅力をうまくアピールする知識に長けてれば、それで成功できる

ということでもあります。


つまり、

Web・SNS集客(集患)そもそもの目的

は、

◎クリニックなどの存在を認識していただく
◎◎患者数を増やす

ということです。

受診という行動に繋がりさえすれば、あとは皆様自身のご尽力によって、コントロールできる部分となります。


では、WEB・SNS集客とは、それぞれどういった性質を持ち、どういった役割を担っているのでしょうか。



「発信」の種類は2通り

ホームページだ、SNSだ、必要だと言われるがままに開設される方が多いのですが、

では、
どうして、何のためにホームページ、SNSの開設が必要なのですか?

聞かれるとゴニョゴニョ…答えられない先生が多いです。

えりおちゃんは違います。

自分の存在を知ってもらうために、ここで私は活動していますよ!
と「発信」していくわけなのですが、

そのために取れる方法は2通り


  1. このクリニックは皮膚科です。診察時間は⚪︎⚪︎です。クリニックを受診すると、このようなメリットがありますよ、という「情報」を発信する

  2. クリニック・スタッフ・院長に親近感・共感を持っていただく内容を発信し、ファンを増やしていく

こちらをもう少し専門的に申し上げると


  1. SEO・MEO発信:公式ホームページ、Googleマップなど

  2. SNS発信:Instagram

という感じです。

公式ホームページ・Googleマップ・SNSを併用することにより、この2つの手段での発信が可能となるわけです。

各発信方法にはもちろんのこと、それぞれに特徴があり、それをある程度きちんと認識して発信するのとしないのとでは大きな違いが生まれます。



1. SEO・MEO発信

Google検索で上位に表示されることにより、存在を認知してもらう発信方法

SEO=Search Engine Optimization
MEO=Map Engine Optimization

SEO対策とは、検索エンジンでキーワード検索をした際に、自社のウェブサイト(ウェブページ)を検索上位に表示させる施策全般、
MEO対策とは、地図検索で自社のビジネス情報の順位を上げるなどしてプレゼンスを高めてアピールし、来院につなげる施策のことなのです。

現状、この「検索エンジン」「地図検索」の9割以上をGoogleが担ってているため、

SEO対策・MEO対策
=Google先生に気に入っていただき、かつ、ご機嫌を損なわないようにすること

に等しいといえます。

公式ホームページ、Googleマップに表示される「ビジネスページ」は主にこちら、SEO発信の母体となります。

さてこのGoogle先生ですが、

これをこうすると上位表示しますよ、という明確な基準=アルゴリズムは一切非公開

です。

唯一、はっきりしているのが、

ユーザーの「これは役立った」という目線が最優先

ということ。

特定のキーワードを検索するユーザーの望みに最大限答えるコンテンツ(※)を提供してくれれば、
文句なしに上位にあげますよ。

ということです。

(※)コンテンツ=インターネットやテレビ、紙などのメディアを通して伝えられる情報内容のこと。 文章や写真、映像、図、デザインなどを組み合わせて作られます。

これは多額のお金を出して表示された広告よりも優先されます。

これを踏まえ、
各人が「あれかな〜これかな〜」と試行錯誤の結果、
「SEO対策、これをやると上位に上がることが多いかも!」と言っているにすぎません。

コンテンツをアップして、Google検索で表示されるまでの期間は1ヶ月〜半年程度

つまり、
ホームページや記事を作成しても、長ければ半年間は、誰にも見てもらえない、反応をもらえない状態が続きます。

さらに、
自分が書きたい内容より、Google先生に気に入ってもらえる情報を優先して書かねばならない

つまり、
・自分が書きたい内容を好きに書いているのではダメ
・自分の意思より世のため人のため、頑張ってコンテンツを作成しても、すぐに反応がもらえるわけでもない。数ヶ月待たなければならない。

正直、楽しくない
ビジネスのためと、割り切って発信する内容となります。

これが、SEO発信に挫折してしまう、最大の要因です。

しかし、そこをしのいで、
いったんGoogle先生に気に入ってもらえば、
いつまでも、数年単位で上位に継続的に表示されます。

が、

Google社は、1年に1回〜2回、この基準=アルゴリズムの大幅見直し(=コアアップデート)を行ないます。

この匙加減により今まで一番上に表示されていたものが、一切表示されなくなり、アクセス数が地に落ちるという「天変地異」がしばし起こります。

こちらがSEO・MEO発信の最大のリスクです。


2. SNS発信

Instagram
X(旧:Twitter)
TikTok
Facebook

が4大SNSとして君臨しております。

ここにYouTubeを加えたいところなのですが、
実はYouTubeはGoogleが運営しており、キーワード検索なども踏まえた発信なので、SEO発信とSNS発信両方の要素があったりするのこともあり、完全たるSNS発信とは違いますため、ここからはちょっと除外します。

SNS発信はご存知の通り
・アップしたらすぐに反応がくる
・気に入ったらものすごい勢いで拡散される(=バズる)
・逆に悪い評判がたってもものすごい勢いで拡散される(=炎上)
・発信を継続するとファンが増え、さらに見てもらえるようになる

という特徴があります。

が、

・1つのコンテンツあたり1〜3日しか世に出されない

どんなに素晴らしい情報・コンテンツだったとしても、どんなにファンに受けても「最大3日しかもたない」

過去の投稿が振り返られることは、ほとんどありません。

つまり、定期的な発信を継続していかないと、忘れ去られてしまうのみ。

ここが検索上位に入りさえすれば、いつまでもアクセスが確保できるSEO・MEO発信との最大の違いです。

が、
ある程度軌道に乗れば、リアルタイムで相手の反応をみながら発信できるので、SEO発信と比べると楽しく続けやすいです。


これら、2つの発信方法について延々と説明したのは、他でもありません、

公式ホームページ、ブログ、Googleマップ「のみ」で集客をしているのではない

という実態について、少しでもイメージを鮮明にしていただくためです。


本来、集客というのは、一つの手段でのみで行うのでもないですし、
一つだけでがむしゃらに継続していかなければならないものでもなく、

それぞれの発信手段のメリットを生かし、点と点が繋がって線や面になっていきます

ホームページ、Googleマップ、Instagramを主軸にいかに「点と点を線になっていくのか」
一例を挙げますと、

Google検索でホームページを見にきた方が「院長はどんな人なの」気になる 
SNS・ブログへ流れる

ブログを見にきた方が「院長がやってるクリニックはどんななの?」
公式ホームページへ流れる

地図アプリ(Googleマップ)で「皮膚科」「皮膚科 八千代市」「シミ 八千代市」などで検索
Googleマップ上のクリニックビジネスページにたどり着き、口コミ・それに対するクリニックからの返答「最新情報」の内容をチェックしたあと、そこから公式ホームページやSNSに飛んで内容をチェックしたりしなかったり

といった「動線」「循環」みたいなものができていくのです。

これがまさに「Web集客の醍醐味」です。

※なお、LINEビジネスアカウントはすでに店舗・クリニックなどの存在を知り、興味を示されている方、実際に利用してみたことがある方が自発的に登録し、彼らを囲うためのものである要素が大きいですので、公式ホームページやSNSとは性質が異なるものです。


複数の集客手段を活用し、それぞれの特徴を活かす、というのは一見大変も聞こえますが、
GoogleマップやSNSは無料で活用できるツール。
どの手段もコストをかけすぎず「ほどほど」の運用で良い
ホームページ、Googleマップ、Instagram「のみ」で全ての集客をまかなおうとしなくてもOKということなのです。

さあ、さっそく挑戦してみませんか?


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
少しでもWEB集客の狙いが明確になりましたら、嬉しいです。


私が承っているお仕事について、詳細はこちら。


この記事が参加している募集

マーケティングの仕事

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?