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結局、8インチタブレットをリプレースしました

前回のnote記事では私の執筆環境の長期的な視点を思索してみました

この記事を執筆するときに、現在使用しているフォームファクタである8インチの縦長タブレット (でかいスマホみたいな感じです)について調査をしていました。
その調査を続けていると、ちょっと気になる情報を見つけました

現在のタブレットのサポート期間が切れそう

現在のタブレットについて現状を押さえるという意味で現在使用している機種のスペックなどを調査していると、

「サポート期間;2022年4月30日」

と書かれているのを発見しました。
俄然焦りが出てきました。

タブレット調査の加速

メーカーはHUAWEIなので、ひょっとしたらGoogle Mobile Service(GMS;Google Playとか、ソフトのアップデート環境も含めたAndroid環境)が使えなくなるのでは 、と一瞬ひやりとしたのです。

まずは現在、日本で普通に購入可能な(海外のものを個人輸入しない、と言う意味で)8インチ縦長タブレットを調査することとしました。

※結局よく調べてみると、ハード的な故障をメーカーが保証するのが上記の日程まで 、と言うことでGMS(Google Mobile Service)の打ち切り日を意味するものではない ことが確認できました。
しかし、セキュリティアップデートも長い間出されていませんし、Androidのバージョンは9.0のまま 変わらずです。
どちらにせよ、なんとも心細くなって来ました。

リプレース機の候補

10インチタブレット

こちらはハイパフォーマンスモデルも含め、色々と出ているようです。
しかし、フォームファクタが問題
今使っているひらくPCバッグにはおそらく入らないと考えました。
これを入れてしまうとKindle Oasisをどこに入れるか、と言う問題が出てくる可能性もあるし、やはり重たくなります普段から持ち歩くのは難しくなるかも知れない なと思いました。
と言うことで、見送ることにしました。

9インチタブレット

こちらも見てみたのですが、縦長と言うより、10インチの縮小版のような縦横比のもの が多く、これもおそらく開くPCバッグに入らないか、はいってもKindle Oasisをどこに入れるか、と言う話になりそうでした。
重量は問題なさそうですが、こちらも見送りとしました

8インチタブレット

残るは現在と同じフォームファクタの8インチの縦型タブレット。
リプレースできそうだな、と思うスペックのあるものは非常に少なかったです。

これはと思ったものを列挙してみます。

NEC LAVIEのタブレット

まずは、NEC LAVIE T8 と言う機種が目につきました。

こちらは安心の日本製。
フォームファクタは満たしています。
RAMが6GBもあり、ストレージも128GB。ストレージも余裕。
Android 11がインストールされている
、とのことです。

パフォーマンスも現在使用しているタブレットよりかなり良くなるのではないか と思いましたが、カスタマーレビューを見るとあまり芳しくない ようです。

パフォーマンスを測る指数で「untutu」というのがあるのですが、これがかなり低いです。私が現在使用しているものより2割程度低い値になっています。CPUの能力は5年前のミドルクラスと同等で現在で言えばロースペック機種 とカスタマーレビューに書かれていました。
画面解像度は1280x720 と割安機と変わらない程度。現在の私の使用している機種より解像度は落ちます。

価格も3万円を超える ものになっています。

ちょっとすぐにはポチりとは出来ませんでした

Lenovoのタブレット

次に引っかかってきたのはLenovo tab M8 と言うものでした

RAM3G、ストレージ64GB と、最小限の構成という感じです。
初期導入OSは最新のAndroid11.0 です。
画面の解像度は1280x800 で現在のモノより落ちます。
コストはNECのモノとあまり変わらない程度みたいでした。

うーん、これはちょっと引っかかります。せっかくマシンを新調するのに、コストは結構してハードは格落ち 、と言うことは改悪にもなりかねません。

これもちょっと考えてしまいますね。

選択肢決定

こうなってくると、フォームファクタで絞りつつ、良さそうなものをしらみつぶしで探すしかない な、と考えました。いわゆる「中華タブレット」も視野に入ってきます
と言うことで、Amazonで色々と見てみました。

そんな中で引っかかってきたのがBackview Tab6 と言う機種でした。

こちらのタブレットの評判をネットで見てみると、コストパフォーマンスが良い とのことで、決して悪くない印象です。先ほど出てきたuntutuも15万ポイントぐらい で、それなりに動きます。
OSはAndroid11ベース のものがインストールされているとのこと。
RAM3GB、ストレージ32GB です。ストレージ少し不足気味ですが、microSDカード(128GBまで)を追加でスロットに挿すことが出来る ようです。あくまでもネットをちょっと見るだけですから、これで十分かも 知れません。
画面解像度は1280x800 と今まで見てきた機種と一緒です。
値段も13000円程度。ちょうどセール中で2000円ほど安くなっていました。
これに決定 しました。

一緒に、128GBのmicdroSDカード、反射防止系の液晶フィルム、そしてキャリングケース を購入しました。締めて18000円弱と2万円を十分に割り込み ました。

買い物としては非常にうまくいった感じでした。

実際の使用感

品物は無事にすぐに到着し、色々なアプリを入れたり、設定を整えたりしました。
めちゃくちゃパワーがある機種ではないので入れるアプリも少し絞り気味 にしてみました。
必要なアプリが出てくれば、その時々にあわせてインストールする こととします。

フォームファクタと外観

フォームファクタとしては、現在使っているものとほぼ同じ大きさです。厚さもそれほど変わらない です。
ただし、背面が以前は金属で出来ていたのですが、今回の機種は少し上等そうに見える樹脂 で出来ています。
まあ、別にこだわりだしたらきりが無いのでこの辺は良しとしました。安いですし。液晶の解像度は以前は2560x1600、新機種は1280x800 、とかなり悪くなりますが、それほど気になるものでもなさそう です。
確かにネットサーフィンしていると、少し文字でも荒く感じます(反射防止系の液晶フィルムを貼ったことも影響していると思います)が、読むことが出来ない、と言うほどではありません。
それと、これぐらいの表示であれば、没入してしまってネットに逃げてしまうことも特になく、必要なものを見たらそれでさっと終了するのも簡単 にできそうです。

microSDカードを挿してみた

microSDカードを挿してみたのですが、今までのタブレットには出てこないような表示 が出てきました。
microSDカードを外部のストレージとして使うか、内部の共有ストレージとして使うか、と言う選択が出てきた のです。
今までのタブレットでは外部ストレージとしてしか使えなかったので、そちらにしようと思ったのですが、Android先生の(笑)推奨は内部共有ストレージとしての認識ですので、こちらにしてみました。
この内部共有ストレージというのは元々のストレージと今回スロットに挿した128GBのmicroSDカードをあたかも1つの内部ストレージとして見てしまうような感じになる ようです。
これは地味に便利 でした。ストレージが160GBに増えている のと、アプリは本来、本当の内部のストレージに保存されるですが、アプリによってはmicroSDの方にソフトやデータを待避させることが出来る ようです。こうすることによって本来の内部ストレージが空くので余裕が出てきます。待避したソフトは少し起動が遅くなる ようですが、ストレスになるほどではありません

Bluetooth(BT)接続を試してみた

BTでマウスとポメラをつなぐことが出来ます。
まずはポメラをBTキーボードとして接続 してみました。
いったんペアリングをすればごく普通にキーボードとして使えます。これはこれで便利ですが、BT接続すると、その間はポメラとして使えなくなります。切断するのに、いったん液晶を閉じて、電源を落とす必要があり 、頻繁に切り替えるのには向いていないようです。
どうしても、タブレットでガシガシ入力する必要があるのであれば、使えばいいという感じです。ここのあたりは割り切りが必要か と感じます。

マウスもつないでみました。
つないでみたのは、職場で使っているMX Ergo と言うトラックボール、そして自宅ではELECOMのM-BT13BL (現在は終売しています)と言う普通のBTマウスです。

MX Ergoは右・左クリック以外のボタンも何の設定もなくきれいに動きました 。(すべてのボタンが設定なしに利用可能です)
こちらは職場でタブレットを使うときに利用します。

ELECOMのものは、右・左クリック以外のボタンは効かない ようです。これ、効いてくれると非常に便利なんです(前に戻ったり出来ますので)。自宅ではしばらくELECOMで運用しておき、やっぱり気になる、と言うことであれば、ちょっと新調を考えてもいいかもしれないなあと思いました。
地味に便利だったのがマウスについているホイール です。これがあるとAmazonハイライトを確認しつつホイールを回転させて読書ノートを作成するのが非常に快適です。新機種ではホイールを回すと画面がカチカチと動いていく感じで、非常に歯切れ良く 感じました。
以前の機種でもマウスのホイールでのスクロールは出来ましたが、ヌルヌル動くので現在の感触と比べると、少し違和感があります

端子類は、すべてディスプレイに向かって上側面に刺さる ようになっていますのでこれも地味に便利です。大抵のタブレットやスマホはディスプレイに向かって下側面に充電端子がついているので、充電しつつ何かを見る、と言うときにケーブルが邪魔でした。それがありません。また、ディスプレイに向かって右に電源キーやボリュームアップ・ダウンキーが集中的に配置 されているので横置きしたときに非常に便利です。

ちょっと気になる点も何点かあります。

  • 急速充電できない
    急速充電すると調子が悪くなる事もあるとのこと。また、USB-C端子を採用していますが、PDにも対応していません。
    元々バッテリ容量は非常に大きく、それほどしょっちゅう充電する必要がなさそう なので、就寝中に充電するなどちょっとしたことでこの問題は対応できそうです。

  • スピーカーの配置 
    スピーカーがディスプレイに向かって下側面に2個ついている(一応ステレオか?)事です。別に動画を真剣に見るものではないし、本当に音を聞きたかったらBluetooth接続のイヤホンを装着したらいい だけですので、これも大きな問題にはならないです。

読書ノートをポメラと新タブレットで書いてみた

実際に実戦投入をしてみました。

左にスマホスタンドを利用してタブレットを横置きにして、真ん中にポメラ、右にこちらもスマホスタンドを利用してKindle Oasisを置くと、単機能機でつくるマルチディスプレイ環境が出来上がりました

これ、本当に使いやすいです。今まで紙ベースでやっていたときと同じような配置になって気持ちよく読書ノートを作成 することが出来ました。
読書ノートを作成するときに、あることに気づきました。

それはEvernoteのAndroidアプリの表示や動作 についてです。

EvernoteのAndroidアプリについての誤解

以前、EvernoteのAndroidアプリについてnote記事を書きました。

ここで、EvernoteのAndroidアプリだけかなり古いバージョンのまま更新がされていない 、と言うことを述べていましたが、どうやらAndroidのスマホとタブレットのアプリは統合されていて、かつ、Androidのバージョンも影響がある と言うことのようです。
新機種はAndroid11ベースのものですが、こちらでEvernoteのアプリを起動してみると、なんと、最新の表示になりました!
Androidのバージョンにこだわってリプレースした甲斐がありました。完璧な読書ノート環境が完成しました。
これは思わぬ福音でした。

まとめ

今回8インチタブレットのリプレースを行いました。
リプレース機の選択の過程と、導入後の印象についてまとめてみました。
昨今、機能は必要程度に絞って価格をしっかりと落としたものが特に海外で売れている、いうことをネットの記事などで見ますが、実際にそのようなものを使ってみてその良さが分かりました。
Androidのバージョンはアプリにとっても非常に重要な場合がある事も分かりました。
これから8インチタブレットはますます廃れていくかも知れませんが、うまく機種を選ぶことによって快適な執筆環境がしばらく構築できそうだと考えました。

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