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エルサレムで宗教と歴史を学ぶ:世界一周旅行記 vol.12

世界一周旅行をしていると、教会やモスクなど、
宗教に関連した施設を数多く目にする。

もちろん、日本にもお寺や神社などが
色々なところにあるのだけれど。

しかし、実際に参拝する人はどれくらいだろうか。

日本でお寺や神社に行くのは
お正月、葬式、お墓参り、旅先で見つけた場合など
イベントに絡んだ時くらいの人が多数だと思う。

一方、海外では場所にもよるが
宗教が生活に根付いている国が多かった。

中でも、それを濃密に感じたのがエルサレムだ。

エルサレムには世界三大宗教である、
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地がある。

ユダヤ教徒は嘆きの壁で経典を読み、
キリスト教徒はひとつの教会内で各派がミサをし、
イスラム教徒はアザーンに合わせて礼拝する。

1周5kmにも満たないこの区画だか、
場所により人種も身なりも店も食べ物も異なり、
不思議な雰囲気だった。

なお、エルサレム自体は2日もあれば
大抵の見どころは抑えられるが、
個人的には1週間くらい居ても良いと思う。

日本で過ごしていると、
宗教について学ぶ機会は少なく、
中東に関するニュースも海外と比較して少なくて
(出てきても芸能ゴシップにかき消されるくらい)、
なかなか関心が持てない。

エルサレムはそのような日本では馴染みがでない
宗教と中東情勢について学ぶ絶好の場所だ。

例えば宗教については
ヨーロッパ周遊を考慮している場合、
観光スポットに教会が入ってくると思う。

教会には絵画や彫刻が沢山あるが、
エルサレムや周辺には
これらの題材となっているスポットが多くある。

これらの場所を事前に訪れておくと、
教会で絵画や彫刻を鑑賞した時に
「ここのスポットを描いているのだな」と
楽しむ事ができるだろう。

中東情勢についてはニュースで取り上げられる
パレスチナ・イスラエル戦争の被災国、
パレスチナにエルサレムから日帰りで行く事が可能だ。

ベツレヘムという街で、ここ自体は戦禍には無いが
イスラエルによって周囲を分離壁で囲まれている。

分離壁には平和や自由のメッセージや風刺画が描かれており
ストリートアートで有名なバンクシーの作品もある。

また付近には彼が手がけたホテルもあり、
イスラエルと周辺諸国の戦争の歴史についても
学ぶことができるブースがある。

旅行前は歴史という学問に面白さを感じなかったが、
実際にパレスチナを訪れてからは
色々な国の歴史を学びたくなったし、
国際社会のニュースにも興味を持つようになった。


ちなみに世界一周旅行にkindleは必須だ。
この国で宗教や歴史を勉強するにあたり
ネット上で本を購入できるのはありがたかった。

世界一周旅行をしていると他にも
色々学びたいことや調べたいことが出てくるし、
な旅中、移動時間も長くなると思うので
普段本を読む習慣がない人でも
iPadなどkindleを読めるデバイスを持つことを
世界一周旅行ではおすすめする。

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