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「在宅ワーク編」ワーママの理想と現実

コロナ禍の現代において、新しい働き方として在宅ワークが導入されてきています。「家で働けたら楽だよね、通勤の手間もないし!」と思われる方も多いと思います。
私は、個人事業主として在宅ワークを本格的にし始めてまだ3ヶ月です。まだまだ経験は浅いですし、働き方を模索中です。そんな私が、子育てをしながらどうやって在宅ワークをしているのかを今回お話したいと思います。

在宅ワークを選んだ理由

私がこの働き方を選ぶまでいろいろな働き方を検討しました。在宅ワークという働き方を本格的にしてみようかなと思ったのはある出来事があったからです。それは今年の8月に同居している身内が脳梗塞で入院したことです。
炎天下の中、農作業をしていて倒れ、救急車で病院へ。「もしかしたら後遺症が残るかもしれない」と医師に言われました。介護福祉士の免許を持っていた私。後遺症が残り介護が必要になった際は、支援できると考えました。
幸い、身内は大きな障害は残らず介護はいらないことになりました。でも、せっかく興味を持った在宅ワークを一度体験したいなと思い、挑戦してみることに。

その時に在宅ワークは、子供と楽しい日々を送りながら片手間に仕事をするというイメージでした。「子供を見ながら空き時間で仕事をして、お金を頂けるなんてなんていい仕事なのだろう!」と。理想は外にパートで働きに行くくらいの収入でした。
すぐに県の就業センターで在宅ワークの登録を行いました。そして、ちょうど申し込みをしていた専門的な知識を身につけることができる勉強会へ参加することにしました。

不安と焦り

就業センターに登録すると軽作業や簡単な記事作成の仕事がくるようになりました。しかし、思ったように仕事がもらえません。安定しない仕事に不安がいっぱいになりました。記事作成が主な仕事でしたが、シールの切り取りやアプリ開発補助などいろいろな仕事に応募があれば挑戦しました。
在宅ワークで大切なのはクライアント様とのメールやSNSでの連絡・報告・相談。そして、納期をしっかり守ることだと思います。
家で仕事を始めた当初は、とにかく案件があれば受けることを優先していました。自分のできる仕事の量も理解できていなかったので納期に焦る日々を送りました。焦りから、子供の世話や家のことが後回しになる毎日にイライラもするように…。
このままでは、何のために在宅ワークをしているのか分からなくなると思いました。

気持ちに余裕をもつために心掛けていること

気持ちに余裕を持って家族を優先に出来るようにと始めた仕事。それなのに、家族や家のことをないがしろにしては意味がない。そう考えた私は次の5つのことを決めて仕事を受ける・応募するようにしました。

① 土日は休めるように仕事を調整する。
休みがないと、だらだら仕事をしてしまうので土日はパソコンの電源を切り家族を優先できるように、スケジュール管理もしっかりすることを心掛けました。

② 毎日の仕事、長期の仕事も一日のタスクを設けて、それ以上はしない。
始めた当初は、仕事を終わらせることに一生懸命になりすぎていました。そのため、スケジュール帳に今日一日やることリストを作ることにしました。そして、やることリストができたら一日の仕事は終了することに。だらだらとしていた時には夜中の3時まで仕事をしていましたが、生活リズムを整えることが体にもよく、無理なく仕事ができるようになりました。

③ 自分のできる仕事量を知り、無理な量の仕事は受けない。
とにかく応募する毎日で、自分の仕事量を分かっていなかったにも原因の1つだと思いました。そのため、いい条件の案件があっても今いただいている仕事で手いっぱいなら限界以上の仕事は応募しないことで、余裕を持って仕事をすることができるように。また、1つひとつの仕事を丁寧にすることにつながりました。

④ 仕事の効率化を考える。
少しでも仕事の効率化が上がるようにショートカットキーの活用や、タイピング練習をして無駄な時間を極力減らせるように考えました。まだまだタイピングは遅いですが、簡単な記事作成なら2000字の文章を作成するのに元々6時間くらいかかっていたのを4時間で作れるようになりました。時間を短縮すれば、その分時給換算にすると値段が上がりますし、受けられる仕事も多くなりました。

⑤ 家族が優先であることを忘れない。
焦っても仕事が終わるわけではないので家族といるときには家族を優先することを心掛けました。出先で連絡がくれば「ただいま出先ですので〇時にご連絡いたします。」とクライアント様に連絡しました。また、仕事は子供たちが寝てから行うようにしました。夜中の仕事もリズムが整えば苦にならずできるようになりました。


家族も私を応援してくれているので今は仕事ができて楽しいです。自分の時間も持てるようになり、より家族との時間も大切にできるようになりました。何より、社会とつながることができ、出会いの機会が増えたので仲間やクライアント様との交流が自分への刺激になります。自分の思う収入にはまだ、ほど遠いですが焦らずに、まずは1年間頑張ってみます。
今後も勉強会の知識を生かした仕事を受けてみたり、新しいことに挑戦することを予定しています。私には合った働き方なのではないかと今は感じています。
色々な働き方がある現代だからこそ、もっとママが輝ける社会になればいいなと思います。どんな仕事も楽ではないですが、在宅ワークを検討しているママの参考になれば嬉しいです。


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