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ローマの休日

その前に
昨日から始めたこのnote、通りすがりの方にハートを頂いたり心温まるコメントを頂いたりして、心に小さな変化を感じています。SNSは苦手だったけれど、やらずにいるよりやってみることでの新しい気付きが心の栄養になる、そんな感覚です。

Roman Holiday
何度見たか分からない程の名作を今更ながら視聴。ああ、やっぱり観てよかった!
ここで今さらストーリーを記す必要もない、不朽の名作のパワーは絶大で、荒れ果てた心になんのストレスもなくすーっと沁み渡り、丸まった背筋を伸ばしてくれました。

映画前半、まるで妖精のような王女を演じるオードリーからは夢見る希望を、自由を手にしてローマの街を楽しむ姿は、初めての世界で冒険する勇気をもらえます。
美容室での有名なシーンは特に象徴的で、ロングへアを「切る!」と言葉では言ったものの表情は猛烈に不安げ、でもそのあとカットが仕上がった時には最高の笑顔!
ただ可愛いだけじゃなくて、未知の世界を冒険している充実感に満ち溢れた笑顔だから、より一層見る人の心をとらえて離さないのでしょうね。

グレゴリー・ペック演じるジョーの魂胆を覆させ、二人にしか分からない最小限の言葉で最大の信頼と愛と人生をかけて懐かしむことができる思い出となったラストシーン。
運命じゃなくて使命を全うして生きていくことを選んだ王女の表情には妖精のようなフワフワした面影はなくて、大きな選択をして成長した一人の女性として強くしなやかであたたかい光で輝いていました。
たった24時間でも人は成長できるもの。
それにはたったひとつの夢を抱くこと、そして叶えようと行動する勇気だと教わった気がします。

心の声を聴くこと、自分の願いを叶えること
たったひとつの夢を叶えることは、いつでもどこでも誰でもできることだし、それがどんな小さなことでもよいわけで、映画では人目を憚らずジェラートを食べることだったり、街を自由に歩くことだったり、髪を切ることだったり。
気持ちを自分に向けてみたら、きっと私にもなにかひとつくらい放置したまま叶えられていなかった望みはあるはずで、さっそく今日からそれを見つけて実行してみて、その時に得られたものをまたここに記してみようと思います。
わがままに自分の運命を追いかけるではなくて、夢と運命に折り合いをつけながら生きていく、それが大人なのかもしれません。

あぁ、それにしてもオードリーは本当に可愛かった!
せめて彼女の演じたアン王女のように、凛とした佇まいと可愛くて品のよい笑顔だけでも真似してみようって、すごく単純に感化された作品でした。

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