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【ベストアンサー】最終面接「配属が希望と違ったら?」

こんにちは、4回目の投稿となります。

最近では、職種別あるいは勤務地限定採用等が一部企業で取り入れられていますが、まだまだ入社日や入社後研修の最終日にならないと自分が働く事業部が分からないといった企業が多いのが現状です。

そうした状況もあり、今も昔も特に最終面接で役員や人事本部長などから「配属が希望と違ったら?」と聞かれることが多々あります。

この質問は入社意欲を問われているものですので、しっかり回答が出来るように準備する必要があります。

この質問への回答で合否が変わる!!

私は数多くの企業で最終面接官として学生さんの回答を聞いてきましたが、この回答により今まで完璧に受け答えをしていた学生さんが不合格となった場合も見てきました。

逆にこの回答により他の質問に対して緊張で空回りの回答をしていた学生さんが大逆転で内定となったケースもみてきました。

ですので、この質問は、ガクチカや自己PRなどの他の質問と比べても重要度は高く、志望動機と同じくらい念入りに作りこむ必要があると私は考えています。

志望動機で話したことをあっさり覆さない!!

まず前提として、この質問は志望動機(時にはキャリアプランも含む)以降に質問されるということを頭に入れておいてください。

つまり、この質問より前に皆さんは、以下のことを熱く話しているのです。

・この会社に入って何をやりたいか。
・どの部署でどんな仕事をしたいか。
・〇〇の力を生かすことが出来る
・どんなキャリアを築いていきたいか etc

ですので、下記①②のように回答をするのは絶対にお薦めしません!!

①「はい、まずは貴社に入りたいので問題ないです!!」
②「はい、将来的には希望する部署で働けるように、配属された部署で頑張ります」

①のように回答すると、面接官の立場になってみると、皆さんが熱く語った「志望動機」や「やりたいこと」をあっさり覆してしまっているように聞こえてしまいます。一貫性や納得性の点でマイナス評価になってしまいます。

では、②はどうでしょうか?

皆さんの中にもこのように回答をしている方は多いのではないでしょうか。

この答え方は一見すると良いように感じるのですが、面接官の立場になると、表面的で口先だけの回答のように聞こえてしまっています。

それ故、希望と違ったらすぐに辞めるのではと思われてしまうのです。

では、納得性や信頼性ある回答にするにはどうしたら良いのか。

ベストアンサーの作り方(某大手自動車メーカー役員が大絶賛)

それは、過去の同じような体験を根拠としたストーリーで話を展開し、納得させるのです。

具体的に過去大絶賛されたベストアンサーを記載します。

「はい、先程からも申している通り〇〇事業部で△△の業務を行いたいと考えています。

また、今ではなくても将来的には関わりたいと思っているのが現在の私の気持ちですが、私は希望とは違った部署に配属されても、そこで頑張りたいとも思っていますし、頑張り続けられると思っています。

と言いますのも、学生時代に・・・・

「学生時代に・・・以降」ですが、このように話を展開します。

「大学でサッカー部に所属していました。
私の希望ポジションはFW(攻めが主な役割)でしたが、1年生の時は上級生に私よりも上手い選手がいたため、監督よりDF(守るのが主な役割)への転向を言われた経験があります。

最初は非常にがっかりしましたが、4年生になるまで与えられたポジションでレギュラーとしてやり貫きました。

私はそのコンバート経験により、守る側としてどんな攻撃をされたらやりにくいかの視点を持てるようになりました。

4年時にFWとしてポジションをもらえた時にその視点を活かしながら攻撃をすることでプレーの幅を広げることが出来たと考えています。

その経験から、それぞれの場所で学ぶことは沢山あると思っていますので、社会人として同じような状況になっても、まずはそこで頑張り続けたいと考えています。頑張らせてください」

役員一同、大絶賛でしたので、是非パクッてください。

ベストアンサーのテンプレート

回答のテンプレートはこんな感じです。

①どの配属になっても頑張りたいと意思表示
②希望と違ったけど頑張り続けたエピソード
③そこで学びを得て今に活きている
④最後に「与えられた場所で頑張りたい」という意思を再表示

学生時代の経験(例):
〇スポーツであれば希望と違うポジションにコンバート
(学び)上記例のように別の視点を持つことが出来て幅が広がった

〇飲食店アルバイトであれば、ホール希望だがキッチンに
(学び)作り方を知ることで、ホールに出たときにお客に詳しく説明出来た

〇塾講師でのアルバイトであれば、得意科目とは違う教科の担当となる
(学び)ある生徒と出会ったことで、生徒目線で教えることの重要性、今までより教え方を工夫することが出来るようになり、得意科目での授業にも活きた

〇希望と違うゼミ
(学び)今ではその専門分野が好きになったし、そこで信頼のおける友人、尊敬できる教授と出会った、先輩から新たな考え方を教わった等

まとめ

この質問の意図は「本当にうちの会社に入りたいのか」を確認するためものですので、念入りに準備をする必要があると私は思っています。

最終面接で役員からこの質問が来た時には、納得性と信頼性のある答えをしなければならないので、上記テンプレートで魂を込めて答えてください。

そうすれば良い結果に繋がると思いますよ。

参考にして頂ければ幸いです。

では、次の投稿で。

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