見出し画像

ずっと会いたかった先生とついに対面した話②

①はこちらへ↑

通仁市場(トンインシジャン)

最初に私たちが向かったのは通仁市場。

以前授業で、ヨプチョン(=엽전、昔の銅貨)という単語が出てきた際に、通仁市場にはこのヨプチョンを使ってお弁当のおかずを買える、体験型のカフェがあると教えてもらった。

その時から、次回渡韓するときは絶対に行こうと心に決めていた場所の一つだ。


市場に入ると、小さな写真館を発見。
記念に先生と写真を撮ってもらうことに。

写真館のアジョッシに、二人はどんな関係なの?と聞かれ、こう説明する先生。

「私が韓国語を教えている生徒なんですよ。日本から旅行に来て、一緒に会うことになって。この子は本当に韓国語が上手いんです!私の生徒でもあり、友達でもあり。ね!ゆうほ氏!」

先生は私のことをそんなふうに思っていたのか。今更そんなことを知って、胸がいっぱいになってしまう。

念願のお弁当カフェへ。

ヨプチョンとトレーを持って色々なお店を回りながら、好きなおかずを詰めていく。
はしゃぎにははしゃぐ先生と私(笑)

カフェブースでお弁当を食べながら、おしゃべりに花を咲かす。
最近あった面白いこと、家族のこと、昔の思い出…

いつものレッスンのように、時間制限があるわけでもなく、授業の進度を進める必要もない。
今日という特別な日に、普段話しきれなかったことを、思う存分お互い話す。

からの、お土産交換!

私からのお土産はこちら。

授業中にビーズ工芸が話題になり、それがきっかけで去年からハマっているアクセサリー作り。先生の好きな色でブレスレットを作ったので、プレゼント。
あと、ミルクティーとけろっぴが好きだということも知っていたので。

早速つけてくださった!

先生からは、済州島のお茶セットと可愛いシールをいただいた。

韓国語でシールやお茶について、ひとつひとつ説明をしてくれた。お手紙もつけてくださった。

2時間ほど滞在したのち、歩いて青瓦台へ。

青瓦台(チョンワデ)



本館には各部屋に、他は建物ごとに係の人が立っていて、部屋の用途や装飾、建物の構造についてなど、随時説明をしてくれた。

説明は全て韓国語だったが、分からない単語は先生に聞いて、専門的なことは係の人に聞いて教えてもらったので、特に困ったことはなかった。
周りの人たちに助けられ、現地の人と同じように楽しむことができた。

これまで韓国語を勉強する過程で、ありとあらゆるジャンルの文章を読んできた。
そのなかには、建築・政治・立地・風水をテーマにしたものもあり、分からない単語はその都度調べ、その全てをノートに書き留めてきた。
リアルに聞く場面なんて一生出くわさないだろうなと思ってきた、あまりにマニアックすぎる単語の数々。

その単語たちを、リアルに聞く場面に、今まさに出くわしているのだから、感動と興奮が止まらない。


点と点が、線となって繋がった瞬間。
こうやっていつも私の世界を広げてくれた韓国語。
やっぱり好きで、好きで、仕方がない。

「先生!あれ、前に授業で習ったやつですよね!?」
「もしかしてあれって、先生が前に紹介してくれたやつじゃないですか??」
「私これ、教材で読んで見たいと思ってたんです!!」

一つ一つの感動を、どうしても伝えたくなってしまう私。
同じ熱量でそれに共感してくれる先生。

一人で観光するよりも、2倍、いやそれ以上に、楽しさが膨らんだのは、言うまでもない。


予定の時間内では回りきれないほど見所満載の青瓦台を後にし、私たちは次のコースへ。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?