自分に合う仕事を見つける

妻が家で赤ちゃんの面倒をみて、私が一人で鉱物好きな人が集まるミネラルショーに出展するのは今回初めてのことでした。

最初はとても不安で、初日には目玉商品を家に忘れてきてしまうというハプニングもあり、かなりテンパっていました。でもやってみると3日間のイベントはあっという間に時間が過ぎ、一人でもやれそうだと思えるようになりました。

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ミネラルショーに来るお客様の多くが会社勤めで、昔某自動車メーカーのIT部門に勤めたいた私にとっては結構共通ネタがあり会話が楽しかったのですが、サラリーマン時代は朝から晩までパソコンと会話し、システム開発には大の苦手意識を持っていました。しかし、今思えばそこで得たことは本当に自分の財産になり、今の自分のベースとなっています。

多くの人は「自分に合う仕事」を見つけるためにいろいろ行動しますが、「合う」という言葉の定義はなんでしょう。何をもって合うと言えるのか。

「やっていて楽しい」という人もいれば、「そもそも得意分野だから」という人もいます。もがき苦しんた果てに振り返って自分にその仕事は合っていたという人もいるでしょう。なんだか「合う」という言葉は曖昧で、明確な回答は無いかもしれないと出展しながら感じました。

今は会社を辞め、変化が激しい小売業の中に身を置き、良いモノを見たり触ったりすることで自分の価値判断軸が高くしていくことが「自分に合っているかも!」と感じています。

お客様の中には、「ガーデンクォーツは綺麗だけどハマると怖いんだよね」と言うの方もいたのですが、安い物をたくさん買うよりも高くても手にしたことがないような美しいものを1つ買った方が美的感覚がアップデートされ、自己投資になるのではないかと思います。

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実際に妻はこれまでに相当な数の買い物をして、仕入れもして、失敗もして、昔買った安い物はもう使い道がないのですが、それがなければ今の自分はないのだからそこに費やしやお金や時間は無駄ではなかったと言っています。その頃のアクセサリーパーツやらなんやらがミネラルショーのバーゲンボックスに入っていますよ 笑。

さらに言えば、高価なものほど市場価値の目減りが少ないのです。ブランド物は高いが、その分高く売れるというはそういうことではないかなと思います。過去の記事の中でも書きましたが、私の大学時代はよくジャージを着てキャンパスを歩き、買い物は全くしない人でしたが、今ではブランド物に興味が出てきました。生地や縫製の質、PRの仕方など、他では真似できない所に触れることで自分の経験値がぐーんっと上がるからです。

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妻に出会ってからオーケストラやオペラを見に行ったり、美術館や有名ブランドの展覧会へ行ってみたり、日本の総合芸術である茶道をも習い始め、とにかく自分の価値基準を上げるために行動してきました。その影響で、物の見方がだいぶ変化し、本質なことに興味を持ち始めました。タイトルにも書いたように「合う仕事」を改めて考えてみました。この記事を読んでくれている皆さんは「合う仕事」をどう定義してますか?



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