またロールス・ロイスだ

 時計界のロールス・ロイスやメガネ界のロールス・ロイス、スーツ界のロールス・ロイスなど、高級品の最高峰を印象付けるときに用いられる「〇〇界のロールス・ロイス」という比喩表現をよく見かける。
 今日も吉祥寺の街でロールス・ロイスを発見した。「乳酸菌界のロールス・ロイス」。
乳酸菌界?数秒考えて困惑してしまった。これはアリなのか。ある程度万能な比喩表現だと思っていた「〇〇界のロールス・ロイス」は実は万能ではないのだろうか。
「乳酸菌界のロールス・ロイス」は返ってヘンテコな印象すら受けてしまうほどしっくりこない。きっとギャグなのであろう。
 「乳酸菌界のロールス・ロイス」がアリなのであれば、「和紙界のロールス・ロイス」や「ガムシロップ界のロールス・ロイス」なども成立し得るのだろうか。
 こんなことを言っていると、乳酸菌が大好きな乳酸菌ファンに怒られてしまいそうだが、乳酸菌に関しては全くの無知なので、そもそも乳酸菌界とはどんなものなのかわからない。
 もしかしたら市場争いが激しく、A社とB社の乳酸菌が上位争いをしている時に彗星の如く現れたC社が開発し、瞬く間に市場を席巻いたのが、
あの「乳酸菌界のロールス・ロイス」なのかもしれない。


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