【駄文】自己管理化されたチームって何だろう

はじめに

前回記事に関連することで、ちょっとしたこと。

エニアグラムのタイプ別の動機について、自分以外の他のタイプの中で特にタイプ9の動機についてよく理解できてなかった。

6月にエニアグラムの講習の最終日に参加した際にその質問をしたのですが、講師から教えてもらったイメージがしっくりきた。

たくさんプリンが並んでいるトレイの中に、ドロッとした液体を流し込んだような、完全に混ざり合っていないような状態。

その数週間後、前回記事で書いた通り気づきが得られたのですが、同時にそのチームが上のイメージに近いと感じてしまった、というのが今回の話。

自己管理化されたチームかどうかなんて判断できない?

ソフトウェア開発のチームでは、アジャイル開発(スクラム)が採用されるようになってきているいるが、その中で『自己組織化』という言葉がよく使われている。(2020年版スクラムガイドから『自己管理』に変わっている)

トレイ=チーム、プリン=チームメンバー、ドロッとした液体=チームの共通認識と考えたとき、完全に混ざり合っていない状態=自己管理されている(自己組織化)状態と捉えて良いのかどうか、判断するのが難しい。

ちなみに、スクラムにおける「自己管理」とは以下のことらしい。

「誰 が」「どのように」「何の」作業をするかを選択できる

スクラムガイド 2020年版

エニアグラムが自己管理化チームを育てるという仮説

自己管理化された良いチームかどうかの判断は、自己管理の「どのように」の評価によるんじゃないかと思うわけです。

「どのように」の部分は、その人自身の無意識の動機が影響していると思う。
例えば、発達の諸段階のレベルが高ければ他者と調整しながら仕事が進められるけど、レベルが低ければ自分だけの判断で仕事が進めそう。
どちらでもアウトカムは出せても、チームの雰囲気に影響が出そう。
また、もし他者の「どのように」に影響している無意識の動機や価値観が理解であれば、より敬意を持って行動を評価できそう。

チームを運営する上で、スクラムのようなフレームワークやプラクティスを使っていくことは大事だと思う。
それよりもチームが、真に自己管理化されたチームになるには、メンバーの自己理解と他者理解が必要なのだと思いました。

それに気づいた結果、エニアグラムの正しい知識を伝えて、より普及したいというモチベーションにもなりました。

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