見出し画像

こいちゃんの読書日記 vol 1~これからのキャリアを考える~

自分の幅を広げるには色々なやり方があるけれど、やっぱり私は読書が好き。

お気に入りの場所や隙間時間で「その道のプロ」が書いた欲しい情報や知識が得れるし、何より自分の指でページをめくるたびにその本の世界観に没入できる感覚がたまらないのです。

それに五感を使って読むほうがすっと頭に入って残りやすいので、本は断然「紙派」です!

育児、家事、仕事でバタバタな毎日だからこそ、コーヒー片手の読書タイムは至福の時。ほんの少しでも「私だけの時間」を取れた時は心が満たされます。

そんなわけで本は昔から大好きで、よく読むます。今回は自分のキャリアを見直す上で読んでよかった本を2冊ご紹介します。


『世界で活躍する人の小さな習慣』石倉洋子著

〇〇の習慣という本のタイトルには見飽きていたので、正直どうかなぁと思っていたのですが、、vooxでたまたま著者がこの本を紹介しているお話を聞いて読んでみることにしました。

●この本を読んで得られること、こんな人におすすめ

「世界標準で働くにはどうしたらいいか。」を教えてくれる本です。

世界を舞台に!と聞くと、何を大それたことをと思ってしまいます。。でも、全然小難しいことはなくて、「とりあえず、気楽にまずはやってみようよ!」というメッセージが本の随所に散りばめられています。

世界で活躍したい!と思っている方はもちろんですが、私のようにこれからのキャリアづくりに悩んで、この先何をしていったらいいかわからない、と行き詰っているという方にもおすすめです。

●この本を読んで印象に残ったこと、考えたこと

◆自分のキャリアは自分で作る

グローバル化、IT化が加速する中、これからは政府や企業に頼るのではなく、自分自身でどうキャリアをデザインしていくのか、さらに人生をどう生きるのか、が私たち一人一人に問われつつあると冒頭で述べています。

まさにそうですよね。国境も関係なく、人と人が簡単に繋がれる時代。「日本だけの常識で生きていく」のは、私たち世代にとっても、そして子ども世代にとってはもっと難しいだろうなと思います。

◆組織→個人の時代へ

また、今後は組織に属する働き方ではなくて、プロジェクト型・個人で働く時代になっていくということも書かれていました。これからは自分自身の個性を見つけて、世界へ「発信していく」必要があるということです。

「ああ、この人いいな、一緒に仕事したいな。」と見つけてもらうためにも必要なことです。

裏を返すと、うまく自分をアピールすることができれば、国境・国籍・年齢・性別を超えてどこでも誰とでも仕事ができてしまう、ある意味チャンスがある世界へと変わっていくのです。

◆やっぱり英語は必要

そうなってくると、世界の公用語は当分英語であることには変わらないので、情報を得るにも、発信するにも、英語でできることに越したことはないのです。また、日本では極端にディスカッションの機会が少なく、自分の意見を述べることが苦手だということにもふれています。これは致命的な問題だなと思いました。

確かに、「あなたはどうしたい?」と聞かれることが幼少期から少なく、波風立てず、周囲と歩調を合わせる風潮が今も根付いていると思います。「空気を読む」というのがまさにそうですね。

私自身も意識的に変えていかねばと思いましたが、何よりこれからの時代を生きる子どもたちが「日本風」のまま育ってしまったら、この先生きていくのがますます大変になるのではと思いました。

◆とりあえずやってみよう!そして、やめることも大事。

そして、皆さんも肌で感じていると思いますが、今って本当にあらゆる面で変化のスピードって速いですよね。それに情報も毎日絶え間なく入ってきては、どんどん更新されていく。すべて受け止めていたらパンクしてしまいます。そんな世の中だからこそ、まずはむやみにやってみるというアドバイス。じっくり考えてから行動に移すと既に状況は変わってしまっていて、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

また、やることだけじゃなく、やらないことを決める!ということも大切です。何年も続けて同じ目標が設定されるのはおかしいし、潔く諦めることをすすめています。だって、自分の時間とエネルギーは限られているのだから。

これは本当にそうだなぁと思いました。私も万年の目標「英語をもっと向上させる」と年初にいつも立てるのですが(笑)、続いていない。でも、他に立てた目標が達成できていないわけではないので、そもそもの目標自体が本当にいることなのか?目標設定が的確なのか?と精査すること、そして時には途中であきらめる勇気も大事だなと感じました。なかなかスパッとやめられないこともありますが、人生は有限ですものね。

●まとめ

この本の魅力は、著者の前向きでさっぱりした性格があふれ出ているところでしょうか。実体験を踏まえた数々のアドバイスからは、ためになるのはもちろん、著者のバイタリティを感じ、励まされました!

まさに「take it easy!」という海外らしい生き方をされていて、憧れです♡


次に読んでよかったなと思ったのが、この本。

『4021の研究データが導き出す科学的な適職 最高の職業の選び方』鈴木祐著

●この本を読んで得られること、こんな人におすすめ

今の会社が自分にとって適正か考えたい、今後どういった働き方・仕事を選んでいったらいいか考えたい、という方におすすめです。

ワークに取り組みながら読み進めるので、客観的に自分の現状や考えを見直す機会をもらえます。だから、自分も納得→実際の行動に移しやすいと思います。

●この本を読んで印象に残ったこと、考えたこと

◆今までの仕事選びは間違いだった?!

今までの仕事の選び方を覆す、目からうろこの内容でした。

最初にこういう考え方で仕事を選んでも結果的に満足度が高まらないということがまとめられているのですが、そこにしっかり当てはまっていました笑

例えば、「好きを仕事にする」「強み・適性を重視」というのは仕事選びでよく聞く基準ですが、これは間違い=自分にとって最高の職業とはなるとは限らないのです。

◆どんな基準で仕事を選んでいくか

今の会社を自分がどう思っているか、客観的に判断・分析する仕方が載っていたので早速やってみると、予想通り職場の人間関係以外の評価は平均以下、会社・仕事内容を見直したほうがいいという結果でした。。

なるべくいい点を見つけよう、まだこの会社でもできることがあるはずだ!と思って今の会社で働き続けていましたが、産休・育休→復職を経て、最後の要だった給料・待遇やキャリア(昇進)の部分までも見込めなくなってしまった私。仕事の満足度を高める基準と照らし合わせて、ああ、やっぱり今が潮時なのかなと、改めて思えました。

仕事の内容も大事だけれど、女性はやはり時間や場所の融通が利くことが大切なポイントということも納得。特に子どもを育てながら働くとなるとこの点は外せません。

また、自由度が高い(自分の裁量が多い)というのも自分にとっては重要な選択基準だなと思えたので、何を大事に仕事を選んでいこうか、という整理に繋がりました。

●まとめ

どう仕事選びをしたらいいか、具体的な方法や基準が載っていて実用的な内容です。ワークも何個かあるので、手を動かしながら考えられるのもいいですね。個人的には、今の会社を採点するのがなんだか楽しかったです。


いかがでしたか?

一人で今後のことを漫然と考えると苦しくなってしまいますが、本を上手に頼って自分なりの理想の働き方を目指していきたいですね。

今後もキャリア本だけじゃなく、色んなジャンルの本を読んで、いいな!と思ったものはまた紹介させてもらいます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?