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自分を幸せにする魔法のレッスン4~自分を愛する~

私は自分が好きではありませんでした。
いや、過去形ではなくて、今もそう。
だから鏡を見るのが憂鬱だし、写真なんて大嫌い。
自分の声を聞きたくないから、カラオケなんて行きたくない。
自己肯定感が低くて、自分を信用できなくて、さらには、自分のことなんて本当は誰も好きでいてくれない、私がいなくなっても誰も悲しむわけない、私は何のために生きているんだろう、と常に感じていました。

でも私は、自分が嫌だと思うことはしたくないし、苦手な人からは距離を取りたい。
食べたいものを食べて、行きたい場所に行って、見たいものを見て、好きなものに囲まれて生活したい。
自己肯定感が低いくせに、私はこんな風に自分が満足する選択をして生きてきました。
まさに、私がモットーとしている、体力とお金と時間が許す限りやりたいことは全部やろう!です。

こうして挙げていると、本当に自分が嫌いなのか疑わしくなってくるくらい矛盾していますよね。
でも、自分を大切に思う気持ちと同じくらい、自分のことが好きではない気持ちは確実に私の中にあるのです。まるで二重人格のように、確かに存在しています。
だから思い切ってそういう二つの気持ちがあることを認める努力をしました。
若干の抵抗はありましたが、まさにこれが自分を愛するための第一歩、自分の感情を認めること、なのです。

楽しい、うれしい、といったポジティブな感情を認めることは難なくできますが、怒り、悲しみ、悔しさ、妬み、嫉み、などのネガティブな感情からはどうしても目を背けたくなります。
でもそれらも自分から生まれてきた感情であることに違いありません。
物事が起きて発生したネガティブな感情が落ち着いてからで良いので、「確かにあれは悔しいよね」「羨ましくなったって仕方ないよね」と自分で自分の感情を肯定してあげてください。
肯定して共感するだけで、自分の中の自分は満足するのか、その感情は昇華されるような気がします。
ここでなにより大切なことは、自分が自分の一番の味方でいてあげる、ということです。


ここ数年で聞かれるようになった「自分軸」という言葉。
それと同時に「自分を愛する」というフレーズも耳にすることが多いのではないでしょうか。
これらは突き詰めれば同じこと。自分軸で自分の心の声に素直になって行動してあげることは、自分を愛することにつながります。
他人軸で生きていた人にとって、他人のために何かをしてあげることはできても、自分のためとなると後回しになってしまったり、おろそかになってしまったりするもの。
だから、少しだけ考え方を変えて行動みてはいかがでしょうか。

愛する人にするように、自分に優しくしてあげる
愛する人が望むように、自分の思いを叶えてあげる
愛する人との約束を守るように、自分との約束を守る

私はこのように考え方を変えたことで、少しだけ自分に対して優しくできるようになりました。
自分を愛することはまだまだ上手にできませんが、心の声を大切にできるようになってきました。

誰かを愛することは大切なことですが、そのためにはまず自分のことを愛してあげなくては。
どんなときも、自分くらいは自分を愛してあげなくてはかわいそう。
頑張った自分、感情をすり減らして乗り越えた自分、そして無事に一日を終えられた自分に、何かご褒美をしてあげてください。
たっぷりと自分を甘やかす時間は、自分を愛する時間でもありますから。


それでは、皆さま、良い夢を。

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