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映画『パーフェクトデイズ』を観て〜自分にとって大切なものとは~

みなさん、こんにちは。コウイチです。
今回は「映画『パーフェクトデイズ』を観て~自分にとって大切なものとは~」について書いていきたいと思います。


1, 映画について

有名な映画ですので、
ここで書くまでもないかもしれませんが、ご存知ない方のために
本作品の基本情報について載せておきます。

「第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた、役所広司が主演を務める人間ドラマ。清掃員として働きながら静かな日々を送っていた男が、再会をきっかけに過去に目を向けていく様子をドキュメンタリータッチで描いた映画。監督は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のヴィム・ヴェンダース。」

「びあ映画」より

2, なぜ、このタイミングで観たのか

ところで最近、私は「Unlearn(アンラーン)」という本を読んで「日々の行動パターンを意図的に崩して新しい可能性を見つけていく」という「アンラーン」という学び方について学びました。

その一方で、この映画は、ざっくり言って、
「毎日同じような生活を繰り返している。
だけど、なんだか幸せそうな男の人のストーリーらしい」
ということを何かで知りました。

さきほどのアンラーンの「日々の行動パターンを意図的に崩して新しい可能性を見つけていく」という考え方とは真逆ではありませんか!

そうだとすると「繰り返しの生活をどのようなモチベーションで暮らしているのだろうか」純粋に知りたいと思って、この映画を観ることにしました。

3, 感想 〜自分にとって大切なものとは〜

ここからは映画を観た個人的な感想を書いていきます。

結論から言うと、主人公は「本人が本当にやりたいことをやって過ごしている」、それがモチベーションなのだと思いました。

イヤイヤ仕事をしている後輩と、ストイックに仕事に打ち込む主人公の対比から、それがよく伝わってきます。

だからその生活は、むしろ主人公にとって理想的な暮らしなのだと分かりました。

それに一見、同じことを繰り返しているように他人からは見えても、本人からすれば、小さな変化が日々起こっている。そういった小さな変化をとても大切にしている様子が随所に見られます。

一つ一つは些細な変化かもしれません。しかしその一瞬一瞬は二度と来ない。その一瞬一瞬を噛みしめている主人公の生き方が、最後にはなんだか羨ましくもなる、そんな映画でした。

さて、先ほど触れた「アンラーン」と合わせて考察していきたいと思います。

「それまでの経験や行動パターンに囚われている」のではなく、ひょっとしたら「それまでの経験や行動パターンを捨て去った」、つまり「アンラーンした結果」が主人公の生き方なのかもしれないと思いました。

最初に持っていた印象「毎日同じような生活を繰り返している。
だけど、なんだか幸せそうな男のストーリー」ではなく、実は「自分にとって本当に大切なものに気づき、それを楽しんでいる男のストーリー」なのかもしれません。

映画「パーフェクトデイズ」を観て、私はそんな風に思いました。

まとめ

映画「パーフェクトデイズ」を観て、「自分にとって本当に大切なものは何なのだろうか」、思いを巡らすことができました。

ちなみに音楽も良かった!ニーナシモンのCDを棚の奥から引っ張り出して、久しぶりに聴いてみたくなりました。

お読みいただき、ありがとうございました。


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