1秒でいい

iPhoneのカメラ機能に、写真を撮るつもりが1秒だけ動画として撮ってしまう機能がある。わたしはそれがだいすきです。
夫が新しいiPhoneに替えてから、その機能に気づかずに送ってくる写真が1秒動画だったのだけど、ある日はお昼に食べたカレーうどんの写真が1秒だけ動いていた。一瞬映る向かい側の席の人のお盆や、ちょっとだけ膝下のシャツが映り込んだりする。それがとてもいい。ああ、夫だ、と思う。
本人が意図しないその空間がこちらに伝わってくるのが、なんかとってもいい。
動画サイトの頭の広告をスキップするまでの5秒はとても長く感じるし、6秒で伝える動画アプリも数年前に流行った。そんな数秒で十分伝わるんだなと思った。
時間に対しての感覚がどんどん細やかになっている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?