虫嫌いを克服させる千本ノック 68本目 ホシホウジャク(星蜂雀蛾)の幼虫(緑色型)
※ ホウジャクの漢字は『難読 誤読 昆虫名 漢字よみかた辞典』によると鳳雀蛾の表記もあるが、カッコよすぎるのと、実体として飛んでいるところはハチっぽく見えることもあるので、蜂雀蛾の方を採用する。
もう19時を回ろうかという頃、4時間近く粘ったファミレスを後にし、家に帰る。
A川のあっち側を通ったあと、ソメイヨシノの樹上で鳴くアオマツムシが気になり、少し戻ってこっち側から帰ることにする。
アオマツムシたちは私が近づくとみな鳴きやんでしまった。
それよりソメイヨシノの並びに植え込みとなっているツツジに絡みつくヤブガラシ。
懐中電灯当ててチェックしちゃうでしょう。
フフフ、ちょこちょこスズメガの幼虫見つかる。
コスズメに、まだ記事にしてないけどこの前職場のランチ後に見つけたブドウスズメ。
ん?これはなんだ?ブドウスズメの幼虫のまだちっちゃいやつ?
なんか違う感じするんですけど。
ブドウスズメにある黄色いと赤のラインの入ったほっぺ(実際は頬ではなく胸部)がない。まだ小さいから?
色々さがしているうちに、これより小さいブドウスズメの幼虫発見。そして、そのラインが入っていることも確認。
するとこれはコスズメでもセスジスズメでもブドウスズメでもなく、ヤブガラシの葉を食べる第4の幼虫か!第4の適格者か!
ん?
ん?
食ってるの、ヤブガラシじゃないじゃん!ハート形の葉っぱだよ。つる性の植物(ヤブガラシもつる性だが)。
ヘクソカズラな感じもするし、ヤマノイモの感じもする。花が咲いていればヘクソカズラは一発でわかるが、どれも咲いてない。
ハート形の別の植物も生えていて、こちらは花や実があるので、最初同じかと思ったが、葉っぱも少し硬そうで、違う。
けっきょく、植物はわからなかった。
なので、気になるこの幼虫をさらに激写。ちなみに2匹いた。
褐色型もいたが、それはまた別の機会に。
葉っぱはこれと同じっぽい。
どこが同定ポイントになるかわからないから、念のためいろいろ撮っておく。
ヤマノイモならキイロスズメのはず。ヘクソカズラならホシホウジャクかホシヒメホウジャクか、あと、なんか他にもいたかな。
家まで10分もかからない帰り道、結局その前に寄った雑木林も入れてその6倍くらいの時間を要す。
家に帰ってからすぐ『くらべてわかる蛾』で調べる。
キイロスズメであってほしいという願望むなしく、ホシホウジャクであるとあっさり判明した。
まずはキイロスズメを調べたが、《白い紋》がない。そして、ホシホウジャクの幼虫見たら、撮ってきた写真、すべてぴったり合う。
ホシホウジャクで確定!葉っぱもヘクソカズラだな!
ホシホウジャクに似た種にホシヒメホウジャクもあるが、写真を見る限りまず間違いはない。ホシヒメホウジャクの幼虫はすごい昔(コンデジ時代)に駅前で撮ったのと昨年8月15日に実家の近くで撮ったものがある。後者は動画も。
スズメガの幼虫としては小さいなと思っていたが、ホシホウジャクならば納得。あれで最大サイズに近いだろう。定規と記念撮影するの忘れちゃった。
書いている途中で一夜明けちゃったので、今からもう一度見に行ってみようかな。
行ってきた。やはり幼虫は見つからず。代わりに、ヘクソカズラの花が複数咲いているのを確認した。
写真撮るときは花しか見ていなかったから気づかなかったが、左の葉も右の葉も食われてんな。
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