映画『PERFECT DAYS』×本『続ける思考』
淡々と継続することの素晴らしさ。
映画『PERFECT DAYS』を見始める直前から『続ける思考』をちょぼちょぼ読み始め、さっき乗り換えの電車を待っている間に読み終わった。
『続ける思考』というタイトルは内容とはかなり違う(笑)。
「思考」については読書欲を掻き立てられないので、自力でこの本を手にすることはまずなかっただろう。
元駿台のナンバーワン講師で多くの著書がある犬塚 壮志さんのすすめでこの本を読むことにした。
売れ行きを無視して内容に即したタイトルにするなら、例えば『毎日続く習慣の作り方~継続が好きを作り、人生を豊かにする』といったところだろうか。
とても読みやすいので、ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
他人から見たらとてもつまらないことでも、自分にとっては大切なことを継続するとどうなるか、そんな例にあふれている。
映画『PERFECT DAYS』も、はたから見たら冴えない中年男の日常を淡々と描く。
毎日同じことの繰り返し。
毎朝竹ぼうきの音で目覚め、ルーティーンのように同じことを繰り返し、渋谷区のトイレ清掃の仕事に出かける。
同僚の後輩社員は言う。
「どうせ汚れるんだから、適当にやりゃいいんっすよ」
男は公衆トイレの清掃に並々ならぬこだわりを見せる。
「なにがそんなに楽しいんすか。自作の道具まで作っちゃって」
『続ける思考』と響き合う。
…とここまで書いたのが先週の金曜日。今は水曜日だ。パソコンを立ち上げたのは火曜日だったが。
ちょっと、書けなくなった。こういうのが書けなくなる理由は『続ける思考』にも書いてある。
著者の井上新八さんは映画『PERFECT DAYS』見たかなあ、すすめてみようかな、でも映画毎日のように見ているようだから見ているかな、感想聞いてみたいなと思っていた。
ドンピシャだった。
そして、ここに、私が言語化したいことの核心が書かれてもいた。
読んでいる途中で鳥肌が立った。
さっき、屋上から撮った柿。
毎日同じことをしても、変化は起きている。
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