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蜂蜜、舐め比べ

以下の続きだよ。

五感で楽しむ昆虫、最後は味覚です。

こういうのはね、やっぱり体験しないとわからない。

2種類の蜂蜜。

誰がどう見ても色が違う。味も違うんだよ。

一方が二ホンミツバチで、他方がセイヨウミツバチの作った蜂蜜。

参加者全員に同じものが配られた。私は右の濃い方を最初に舐めた。

うまい。あまい。これこそ、ふだんイメージする「はちみつ」だ。食べ慣れている、期待する通りの蜂蜜。ということは、セイヨウミツバチかなと思った。一般に養蜂されているのはセイヨウミツバチだからだ。当然、流通量も多い。

もう一方の薄いの。

最初は、前の蜂蜜がまだ口に残っていたこともあって、ん?ちがう?どこが?と思ったが、その後が違った。のっぺり、そして、つーんとする。ツーンとした刺激があった。なんだこれは?最初のが濃厚な味わいだとすると、こちらはスッキリ。つーんの刺激入り。

前者の方が私は好みだった。後者が二ホンミツバチだと思った。なんか、二ホンミツバチ、可哀想、そんなふうに勝手に思った。

答えは、逆だった。

写真でいうと右の濃いのが二ホンミツバチ産、左の薄いのがセイヨウミツバチ産。

二ホンミツバチは様々な花から蜜を集めてくるため、複雑な味になるという。

一方のセイヨウミツバチは、同じ種類の花から蜜を集めてくるため、単一の味になるという。そのため、ジュースなどに使いやすいそうだ。それを聞いたせいか、後味は、その昔大学の体育の授業の後によく飲んでいたはちみつレモンのジュースの後味に似ていると思った。

二ホンミツバチの養蜂は、難しいんですよねえ。でも、こんなにおいしいなら、自分でもやってみたくなるね。うちの近くに、昔、やっていたおうちあるんですよね。

そうそう、今回、自分でもハッとしたのだが、昆虫食は気持ち悪がるくせに、はちみつには何の抵抗もない人の、なんと多いことか。


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