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失敗を生かせる自分になる。

「失敗は成功のもと」
「失敗は成長の糧」
「失敗は必要な経験」
「失敗は成功の母」
「失敗は成功のマザー(長嶋茂雄さんの名言)」

「失敗」についての諺はたくさんあります。昔の私は「失敗」という言葉には悪いイメージしかありませんでしたので、上記のような言葉を言われても全然響きませんでした。

恐らく、私の失敗経験は20代に集中していたと思います。駆け出しの社会人の頃、上司から色々教えてもらったにもかかわらず自分の判断で行動した結果、ミスに繋がった事が良くありました。ただ、色んな失敗経験を重ねていくうちにたくさんの事が学べましたし、その経験が人生の土台になっています。「失敗は必要な経験」「失敗は成功のマザー」という諺の意味も今なら分かる気がします。

今回の記事は私が今でも印象に残っている失敗談を書きたいと思います。

私が営業職として携わっている仕事は昔ながらの上下関係(師弟関係)が色濃く残っている業界です。いつもは上司と一緒にお伺いするお客様のところに、ある時私が一人で行くことになりました。そのお客様に訪問する際は、まず役職の一番上の方(支配人)にご挨拶をしてから用事のある方にお話をするというのが暗黙のルールでした。ところが、私はそのルールを忘れていて、支配人に挨拶せずに用事のある方にお話だけして帰ってきてしまいました。

支配人は相当お怒りだったようで、私が会社に帰るまでの間に「私(支配人)への挨拶がなかったぞ!!いったいどういう教育をしているんだ??」というようなクレームが私の上司に入ったようです。

何食わぬ顔で会社に帰った私。普通にしていても怖い上司の顔が鬼の面のように尚更怖い顔になっていました(汗)。

「オマエ、なんて事をしてくれたんだ!!」

最初は何で怒られているのか全く分かりませんでしたが、上司の話を聞いているうちに怒られている理由が分かってきました。

「これはマズい。」

上司の怒りが収まったところで、すぐにその支配人のところへ謝りに行きました。どんな風に謝ったかは覚えていませんが「取引停止だけは避けたい。」という想いでとにかく頭を下げ続けたと思います。何とか許してもらい、取引停止も避ける事が出来ましたが、しばらくの間「出入禁止」になってしまいました。そのお客様のところで出入禁止になったのは後にも先にも私だけだったようです・・・

今となっては良い思い出ですが、当時の私には上司にも怒られた上に、怒っているお客様へも謝りに行くという印象的な失敗経験でした。

どんな失敗も自分を成長させてくれる良い経験と捉えて、この先の人生に生かしていきたいと思います。

最後まで読んで頂きまして、感謝致します。

次回の投稿も、良かったら覗いてみて下さい。

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