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覚悟が決まれば、何でもできる!!


泣き虫だった小学校時代

小学校低学年の私は、ほぼ毎日泣きながら家に帰ってくる少年でした。

いじめられっ子というよりも「自分は泣き虫で弱い人間」と勝手に思い込んでいました。少しでも強い口調で何か言われると、すぐに泣き出してしまいます。それを同級生や上級生が面白がって、下校途中の私を見つけると追いかけてきて、私が泣くまで色んな事を言ってくるのです。

母親からも「どうしてすぐに泣いてしまうの?」と言われる始末。涙を拭いて帰っても、頬には涙の跡が残っていて「また泣いたの??」と言われます。それを言われるのがイヤなので、帰る途中で涙の跡が残らないように顔を洗って帰るのですが、そうすると今度は服がビチョビチョに濡れているので、やはり泣いたことがバレてしまいます。もう踏んだり蹴ったりの状態です(笑)。

小学生時代は、全く自分に自信がありませんでした。そして「泣いてしまえば何とかなる。」という考えもあったんだと思います。常にマイナスな事ばかりを考えていました。


どん底の中学生時代

中学生になると泣くことはありませんでしたが、おそらく「自信のないオーラ」が出まくっていたと思います。

そんな私を周りが面白がって、私の事をいじってきます。突然、目の前で怒鳴られたり、突き飛ばされたり。地元では荒れている事で有名な中学校だったので覚悟はしていましたが…。

この時ばかりは、学校に行くのが嫌でした。『仮病を使って休みたいな。』と何度も考えました。人生のどん底だったと思います。

高校でも同じように…と思ったら

高校は隣町の学校に行きました。地元の同級生はほとんどいないので、今までと違う学生生活が送れるのでは?と淡い期待をしていました。

野球部に入り、坊主頭だったので外見だけは目立っていましたが、相変わらず内気な性格だったので自分の意見もはっきり言えませんでした。

ある時、学園祭のクラス長を決める会議での事。みんな嫌がって押し付け合っている中、なぜか私が推薦されました。そんな時でも私はクラスのみんなには何も言えません。結局、全員一致でクラス長に決まってしまいました。学園祭の準備をする段階になっても、何をどうしたら良いのかわからない状態でした。

しかし、この時ばかりはみんなに迷惑をかけてしまうと考え『もうやるしかない!!』と腹をくくった覚えがあります。そして、覚悟が決まると何でもできてしまいました。

まずはクラス委員を集めて話し合い、たこ焼き屋をやる事に決定。その後、たこ焼き器を借りる手配、作る人や売る人などの人員の配置、使う材料の手配、お店の飾りつけなど知っていそうなクラスメイトや家庭科の先生などを巻き込んで、なりふり構わず準備に没頭しました。最初はクラス委員の数人が手伝いをしてくれましたが、クラスのみんなには準備している姿が楽しそうに見えたようで、その人数は日増しに増えていきました。

そして、学園祭当日。みんなが率先して仕事をやってくれたので、私がする事は何もなく、他のクラスのイベントに参加していました(笑)。みんなのおかげでたこ焼き屋は大繁盛。予定時間よりも早く完売しました。学園祭終了後に撮った写真にはみんなと一緒に笑顔で写っている私がいました。その写真は今でも大事にとってあります。

この出来事が私の人生を少しずつ変えていくきっかけになりました。今振り返ると、覚悟が決まると人間は変われるものだなと感じています。そういう意味では、私にクラス長を押し付けたくれた(?)クラスメイトにはとても感謝しています。


最後まで読んで頂きまして、感謝致します。

次回の投稿も、良かったら覗いてみて下さい。

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