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デンマークでひまわりストラップを見かけたら、気をつけるべきこと

緑地にひまわりのストラップ。

わたしの友達もふたり、
このストラップを常に首からかけている。

はじめは
「大人が肌身離さず首からかけてるの、愛おしッ」
としか思っていなかった。

けれどストラップ以上の意味を持つと知った。

コペンハーゲンの空港でも、もらえるらしい

日本語訳すると、こんな感じ。

全ての障がいが、目にみえるわけではありません。
目に見えないものもあります。

”かくれ障がいひまわり”には「時間や忍耐、手助けが必要かもしれない」という意味があります。

意訳

日本のヘルプマークみたいなものだろうか。

義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。

ヘルプマークとは(東京都福祉局)

ひまわりを身につけているデンマークの友達は
ふたりとも昔大きな手術をしたことがある。
でも、日常生活で困ってみえることはない。

「ふつう」の定義は?って感じだけれど
それでもあえていうなら「ふつう」だ。

だからもし、このマークを町でみつけても、別に
身構える必要もないし「特別」な対応もいらない。

ただ目の前のひとが困っていたら助ける、
助けを求められたら寄り添う。
わたしの「ふつう」を強要しない。

でも本人たちは、コンディションの波があったり、
心無い対応に傷ついたりする社会なのかもしれない。

だからひまわりを身につけることで、
本人たちが””安心””できるのかもしれない。

コペンハーゲン空港でぼんやりと
さっきの看板を見ながらそんなことを思った。

そしてわたしは日本へ帰る飛行機に乗った。

帰国の目的は、祖父の葬儀。
そこで、初めて会う親戚がいた。

親等が離れていたようで、それをさし引いても
それって失礼じゃない?と葬儀中に
悲しみがかき消されるほど気になる言動があった。

でもお昼を食べているとき、
そのひとのカバンにヘルプマークが見えた。

それに気づいてから、そのひとの言動が
さほど気にならなくなった。
それなら仕方ないか、と思ってしまった。

ヘルプマークがあることで
「反応」や「対応」を変えたということ。

あーわたしみたいなひとがいるから
ヘルプマークやひまわりマークがあるんだな。

ただ目の前のひとが困っていたら助ける、
助けを求められたら寄り添う。
わたしの「ふつう」を強要しない。

ひまわりがあってもなくても、
日本でもデンマークでも、
ほんとうは、たったそれだけのこと。


お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!