学校教育のオンライン化に私が期待すること
※私個人の意見であることをご了承ください。
教育は、国家の根幹を成していることは間違い無いでしょう。私自身が小中高と進んできてひしひしと感じることは、学校にはとにかく無駄が多いということです。このまま時代の流れに教育現場が取り残されていくのは、ある意味危機的だと思っています。
だからこそ、河野大臣、平井大臣、そして萩生田大臣によるオンライン教育推進には期待しています。ここで私なりの考えを述べさせてください。
・教科書のオンライン化について
>平井大臣「児童や生徒に1人1台の端末が配備されることを前提に、教科書は原則、『デジタル教科書』にすべきではないかと提案した。生徒らにとっても、教科書を何冊も抱えて移動するより、端末1台を持ち歩くほうが効率性を考えてもプラスになる」
>河野大臣「『デジタル教科書に移行したうえで、紙の教科書という選択肢があってもいい』という方向性は共有できたと思う。」
これには大賛成です。学生は毎日かなりの重さの鞄を持ち歩いており、その多くを占めるのは教科書です。うちの学校が異常なのかもしれませんが、あまりの重さに健康被害が生じているケースも珍しくありません。紙が主であるのは変わらないとしても、オプションでデジタルも選べる、となるのは大変ありがたいです。
ただ、教科書を完全にデジタルに移行するのは色々な手間がかかると思います。それよりも早く実現していただきたいことがあります。以下のことです。
・オンライン授業の授業日数へのカウント
>「義務教育は対面、集団でさまざまな活動をするわけであり、授業を映像で見たか見ないかというだけでは学校の意味は出せない」
全て完全にオンライン化しろ、という話ではないと思います。
例えば、土曜授業って要りますか? 私は公立の小学校に通っていましたが、土曜日も学校はありました。(中高は私立ですがあります。)現場の先生方の負担も、生徒の負担も減らすという意味で、土曜日の4時間くらいオンライン授業にしても良いのではないでしょうか。
また、学校側はもっと、オンライン授業に慣れるべきです。 たとえ新型コロナウイルスの流行が収まったとしても、また何が起こるか分かりません。 再び対面授業ができない何らかの出来事がないとは誰も言えないでしょう。 学校がオンラインの諸々のことに慣れる、という意味でも平時からのオンライン授業の慣行はぜひやっていただきたいです。体育など対面で行わねばならないことは対面でやれば良いのです。 正直、なぜオンライン授業を出席日数に入れてくださらないのか、全く分かりません。
これは教科書完全デジタル化よりも実現させるのは遥かに楽ではないでしょうか?
・各人へのタブレット端末の配布
(差し出がましいことをすみません) 特に小学校でのことですが、タブレット端末にはきちんと制限をかけるべきで、ネット閲覧ができるような仕組みはやめた方が良いと思います。経験則上、小学生にネット環境を与えると、ロクなことをしません。これは保証します。ネット環境を完全に切ることを各学校には徹底していただきたいものです。
余談ですが、私が通っていた公立小学校では、私が高学年になった頃から1人1台のタブレット端末が配られました。しかし、全然活用できていなかったように思います。 小学生のうちからメディアリテラシーなどの教育もできれば受けたかったとは感じました。
・終わりに
当たり前ですが、中途半端なデジタル化は混乱を生む恐れがあります。3大臣には徹底的な変革を期待しています。 現場の学生、ならびに先生にとって何が最善なのか。何が負担軽減につながるのか。 今までの様式を変えることを恐れずに、効率化を図っていただけると嬉しいです。
以上、私の勝手な意見・要望を失礼致しました。
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