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インプットが本であること(映画の感想あり)

昨日、映画館に映画を観に行きました。
今年に入って2本目の映画です。
このご時世もあり、平日の昼間というのも相まって
日本橋TOHOの一番大きなスクリーンのTCXで5人程での鑑賞でした。
その大画面スクリーンを前にして
プレミアムシートで参戦しました。
もちろん36席あるプレミアシートに座っていたのは私ひとり。
元銀座のママのような贅沢感ですが
私が映画館で映画を観に行く時には
Amazonなどで溜まったポイントを使っているのです。
ポイントでチケット代(しかもプレミアム)を相殺させているので
こんな贅沢な仕様になっています。

題した「インプットが本であること」を書く前に
昨日の度肝抜かされた映画の感想を少しばかり。

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『ミッドサマー』アリ・アスター監督 148分(長い)

巷で話題の作品ということで
有識者の友人に「ちょっと、観てみて!感想教えて!」
と言われたので素直に観に行きました。
この友人はとにかく映画をみる本数が多くて
たぶん年間80本ぐらいは観ていると思います。
私はその彼女と映画の感想が合わない場合があるのです。
彼女はとても感受性が豊かで知識も多く、読みも深みがあります。
私はというと、昨年の映画鑑賞本数が8本という
彼女のまんまと10分の1で、その8本もほとんどが
その彼女からのオススメです。

彼女は私のことを誰よりも理解しているので
本当に素晴らしい映画をおすすめしてくれます。
なので彼女おすすめの映画だけを見るようにしてるので
あんまり映画を観ない私も
外ずすことがありません。助かります。
もう一方で、彼女のオススメの仕方に
『私だったらこの映画をどうみるのか?』という好奇心である時があります。
今回は完全にそのパターンでした。
特に、今回の映画のように
世の中に賛否両論を巻き起こしている映画はよくオススメされます。

前置きが長くなりましたが(感想短いので)
そんな背景があり月曜の昼間に都内の映画館ほぼ貸し切り状態で
「ミッドサマー」を観ることしました。

観終わったあと
すぐに彼女にLINEをしました。

スクリーンショット 2020-03-10 16.51.13

と、こんな感じでした。
ちゃんとこの映画の『賛』の人の意見も教えてくださり
こうして世の中の色々な視点を考えさせてくれます。
私が自分で自分を通常で普通だと思っている視点を面白がってくれるのです。

そこで私が
『なぜインプットが本であるのか』の考察になるのですが
『映画を深読みできない』っていうのが大きな理由である気がします。

映画で入ってくる情報って
私にとって「完璧」な作者の表現なんですよ。
映像と物語と音楽と。
なので私は映画を観た時に「わかりやすいもの」しかわからないんですよね。
裏があったり行間があったりすると
この情報量の中でさらにそれを汲み取る能力がないというか
映画を観てる2時間という自動の止まらない時間の中で
その考察する力は停止してるんですよね。
映画って何も考えずにみて
「わー!きゃー!」言えるのが好きなんです。
映画は映像として『完璧』に揺るがずに意図が入ってくるので
悲しい映画とかもう辛いというかトラウマになるというか。
映画で『火垂るの墓』見せられた時なんてもう死にたくなりますよ。
未だに前情報が怖すぎて『ダンサーインザダーク』は観たことないです。
みたら一生凹みそうです。

本って逃げられるじゃないですか。
ページを止めたり、戻って読んだり、
主人公も環境も自分の脳内変換が自由。
言葉も咀嚼できるし、忘れることもできる。
小心者で臆病でわがままな私は
本でゆっくりとインプットして都合悪けりゃ忘れるぐらいが
ちょうど良いのだなと思いました。

なので映画は
笑えるギャグ映画か、サクセスストーリーのハリウッド映画とか好きです。
今回の「ミッドサマー」は所々
声に出して爆笑してしまったので
ホラー映画とは理解できませんでしたが
面白かったです。が、おすすめはしません。




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