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リスペクトが滲み出る


ラジオが好きだった。

特にお笑い芸人がパーソナリティをしていた番組には、
なかなか深い愛を持っていた。

今でこそ絞りに絞って
オードリーのANNとcreepy nutsのANN0くらいしか
聴かなくなってしまったが、
(creepy nutsは芸人では無いが、
ラジオに”Funny”を求めている私からすれば同じジャンルである)

昔は全曜日のANNを片っ端から聞いていたし、
大阪でやっていた『オンスト』『チャッターボックス』には
全曜日全コーナーでメールを送るくらいには熱意があった。
(これも芸人のラジオで、
毎日夕方16−18時で放送されるローカルのラジオ番組である。
参照:https://www.yesfm.jp)



シャンプーおじさんとか、生ワラbとか、
学生時代の思い出はお笑いと共にあり、だ。

高校時代は部活に入らずラジオのメールばっかり
送っていた私だが、
そのルーティーンは今となっては部活に入っているくらい
ナイスファイト!だったようにも思える。


ラジオは素晴らしい。
何が素晴らしいかって、
耳だけですべての情報が入ってくることである。
洗い物したり洗濯したり、
他の作業に目をやっていても何の支障がない。


それで、幾つか聴いてきた遍歴の中で
私が好きなラジオ番組は
聴いていてヒリヒリするものではなくて、
安心感があるラジオだ。

【滲み出るリスペクト】である。

コンビで番組をやっている芸人には、
これがあるか無いか、如実に現れる。
(実はcreepy nutsも当てはまっているから好きなのだけど)

好きの代表で名前を挙げると、
オードリーの番組は後者である。

何が良いのかって、
それはわざとらしく出るものではなくて、
当に「滲み出ている」ところだ。

相方を貶すけど褒める。
嫌いなところも好きなところもある。
だから、物凄く人間味が溢れている。

それは結婚しても子どもが生まれても、
変わらない根底のスタンスだ。

そして一番は、コンビ間の上下関係を感じられない。
これが私的に長く聴いていたい番組の大きなポイントだ。

オードリーは冗談の中で自分を卑下したり
貶したりしていて、
その延長戦でポロッと相手へのリスペクトを出したりするけれど
Creepy nutsなんて相方の褒め合い合戦の時もある。

勿論リスペクトを表に出さない芸人もいて、
それを好いている人もいる。
そういう芸人に感じられるのは大体
コンビ内で上下関係があるのを笑いにしたラジオだ。

勘違いしないで欲しいが、
『格差』では無い。
敢えていじられキャラの相方を貶すことで
笑いに変える手法の1つである。

それを否定しているわけでは無い。
実際それを売りに長年続いている番組だってある。

ただ、私が好きなのは
関係性の高さが同じで、安心感のある番組というだけだ。

こういうふわっとした内容を
ずっと記事にしたかった。
ようやく文章に消化出来た気がする。

今は暇つぶしの媒体も数多くあるけれど、
ラジオも良いぞ、若人たちよ。




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