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数学教材編集者のわが子の幼児教育

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筆者は15年以上、出版社で算数・数学の教材編集をしていた。大学では、中学・高校の数学教員免許取得。小学校と中学校で算数・数学の講師経験あり。そんな筆者が、5歳になる長男に幼児教育…
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#読書感想文

実物を見るより、おいしそう『おかしのずかん』(大森裕子)

実物を見るより、おいしそう『おかしのずかん』(大森裕子)

 2歳の次男「お母さん、どれが好き~?ボクぜんぶ!お母さん(選んじゃ)、ダメー。」

 ページごとに、おいしそうなお菓子がいろいろ載っている。

 

大森裕子『おかしのずかん』白泉社より

 「ミルクレープって日本うまれなんだ~。」

大森裕子『おかしのずかん』白泉社より

 

「プリンアラモードって日本人が考えたんだ~。和菓子もおいしそう。」などと大人も楽しめる。

次男「(ソフトクリームを

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空の旅が楽しくわかる『つばめこうくう』もとやすけいじ

空の旅が楽しくわかる『つばめこうくう』もとやすけいじ

 飛行機に乗ったことがない2歳と6歳のわが子。

 この絵本は、カエルの親子や、テントウムシの家族など、小さな生き物たちが登場し、空港のチェックインから到着までを楽しむことができる。

もとやすけいじ「つばめこうくう」 佼成出版社より

 よく見ると、人間が使っている缶やストローなど、空想の世界の中にも、ちょっとしたリアリティが描かれている。

もとやすけいじ「つばめこうくう」 佼成出版社より

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乳がんと絵本『ママはかいぞく』カリーヌ・シュリュグ

乳がんと絵本『ママはかいぞく』カリーヌ・シュリュグ

この絵本の表紙を見た時、

「ママが海賊のお話だなんて!どうやって宝を見つけるのだろう、どのように船の中で暮らしているのだろう?」

と思っていたが、乳がんと戦うママのお話だった!

 読んでいるうちに、子どもは気づかないかもしれないが、親は

「このお母さん、病気なんだ」

と気づくしかけ。

 私が、絵本の途中で気づいたのは以下のページ↓

光文社「ママはかいぞく」より

「海賊のようにバンダ

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