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2025年の崖問題について

 こんにちは!国際統括本部DXチームです。早速ですが、皆さんに質問です。皆さんは『2025年の崖』という言葉をご存知ですか?今、話題の『2024年問題』という言葉は、ご存じの方も多いと思いますが『2025年の崖』はどうですか?

1.『2025年の崖』とは経済産業省が「DXレポート」で提示したキーワード
 DXレポートで経済産業省は「日本企業がDXを推進しなければ、2025年以降の5年間で最大年間12兆円の経済損失が生じる」と警鐘を鳴らしています。DXを推進しなければ2025年に日本は崖から転げ落ちる!ということで『2025年の崖』と表現が使われています。では、何の対策もせずに『2025年の崖』を迎えると、いったいどんな問題が起きるのでしょうか?

2.『2025年の崖』が引き起こす3つの問題

① レガシーシステム化の進行による企業競争力の低下
 レガシーシステムとは「老朽化して非効率化したITシステム」のことを言います。皆さんの会社にもあると思いますが、基幹システムと言われている「社内システム」のことです。これらの「社内システム」の多くは1990年代台に開発されたものが多く、それ以降、長年に渡って部分的なメンテナンスを行ってきたことで継ぎ接ぎだらけのパッチワーク状の複雑なシステムになってしまっています。
 また、その企業にカスタマイズしたガラパゴス的なシステムが多く、現在主流になっているAPI連携が困難で他システムとの連携も簡単ではありません。加えて、その多くは現在急速に発展している AI、Iot にも対応が出来ず、新しいビジネスモデルや新商品の開発も遅れることでしょう。つまり、レガシーシステムの継続利用は、企業競争力の低下を招くことになるのです。

②IT人材不足の激化 
 レガシーシステムを維持するには高いスキルを持つSEが必要です。しかし、現在は、あらゆる業界でIT人材が不足しています。その中でもレガシーシステムを扱えるSE不足は深刻な事態となっています。先ほども申し上げましたが、現在稼働している「社内システム」の多くは1990年台に開発されました。その時期に開発に携わったSEの多くが2025年頃に定年退職を迎えます。SEが少なくなれば、IT人材の取り合いが激化することから、保守管理費用が高騰すると言われています。またそれは、システムの維持管理にも悪い影響を及ぼすことでしょう。

③サイバー攻撃のリスク増大
 2025年を中心に、SAP や Windows 等、多くの企業を支えてきたシステムやアプリケーションのサポートが終了の時期を迎えます。サポートが切れるということは、修正プログラムが提供されず、セキュリティ上大きなリスクを抱えることに繋がります。そのために、サイバー攻撃に狙われるリスクも増大してしまいます。皆さんもご存じのとおり、あらゆる場面でIT導入は急激に進んでおり、避けては通れない状況となっています。また、その流れはこれからもさらに急速に加速していくことでしょう。
そんな時代の中でレガシーシステムを使い続けることは
1.多くのリスクを抱え続けることになってしまうこと
2.このまま何の手も打たなければ、日本企業の多くは『2025年の崖』から転げ落ちてしまうこと
をご理解いただけたのではないかと思います。
では、どうすれば『2025年の崖』を回避できるのでしょうか。

3.DX化の推進
 
レガシーシステムは企業を支えてきた重要なシステムで悪いものではありません。しかし、そのまま使い続ければ世間に取り残され、企業全体の競争力が低下してしまうことは、説明をしてきたとおりです。 
 では、何をすれば良いのか。それは『DX化の推進』にほかなりません。
新しく様々なシステムとの連携を可能とし、デジタル技術を駆使して今迄の在り方を見直し、効率化の実現を可能にするのが『DX=デジタルトランスフォーメーション』です。『2025年の崖』は、もう目の前に迫ってきています。皆さんも今すぐ出来るDX化を考えてみませんか?

4.KONOIKE 国際物流のDX化 
 当社も『2025年の崖』から転落しないようにDX化に取り組んでいます。
「国際物流をもっと身近に」をコンセプトにWEB上で輸出入の手配、見積が行えるクラウドシステム“KBX”を開発(詳細は下記参照)、リリースしております。フォワーディングの効率化を検討されている企業様はこの機会に是非、お問い合わせ下さい。


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★本コンテンツの作成者  国際統括本部 「KONOIKE 海外便り」編集部
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