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【投資】株式会社とは?

仕事をしていて、株式会社とか有限会社とか合弁会社っていうけれど、これって何なんでしょうか。


1.株はあやしい?

最近は特に、年金問題から資産運用の話で「カブ」という言葉も聞くと思いますし、生まれたころからニュースの最後に日経平均株価とか、ダウとかナスダックとかいろいろ聞きますよね。あれって何なんでしょう。

株式会社にいながら「株」にいたっては、「怪しい、騙されて大損するんでしょう?」というイメージをもっていました。同じ考えの人も多いんではないでしょうか?
アメリカでは高校生から株のことを学び、株式会社を学び、社会がどのように成り立ってるか学ぶんだそうです。日本はこの辺でいうと、世界中でかなり遅れている、というのを最近知って、ちょっと焦り、ショックを受け、好奇心が芽生えました。

株式や株についてもわかればニュースもたのしくなるのではないでしょうか。
知識は不安をなくし、一歩を踏み出す力になります。働く上での社会の常識が見えてきたり、日本と海外との違いが見えてきたりすればいいなと思います。

2.株式会社のはじまり

あの「東インド会社」なんだそうです。
世界史の人だとなじみあると思いますが、「イギリスの紅茶とインドの香辛料で貿易をするためにインドにつくった会社、その際にインドを植民地にしていったからインドは英語通じる」くらいの覚えです。

・東インド会社、事業内容は「主に貿易と植民地経営」でヨーロッパ各地にあったそ。
・有名どころでいうと1600年創立のイギリス、1602年のオランダがで、「東インド会社」というのは総称のような感じだそう。

イギリス人や、オランダ人がお金を出し合って船をつくり、東インド諸島や東南アジアに香辛料を仕入れに行っていました。当時の技術でその距離をお往来するのは危険な航海でしたが、胡椒のような香辛料は大変希少価値が高く、持って帰って売ると高く売れて儲かるわけです。
そこで、船を造るのにお金を出し合った人たちに、儲かった利益をシェアした、現物支給じゃなく、配当のようにわたした。これが株式会社のはじまりと言われています。

帆船


その頃は一航海で一回資金を集める、配当を払う、をやってたんですが、航海と事業も継続的に行われていき、一回一回だと面倒だから、永続的な前提でやればいいんじゃないのということになった。
ただ、出資者はお金が必要な時も出てくるので、「お金をもらえる権利」を10とか20の証文にして権利を売買するようになった、それが「株」のはじまりなんだそうです。

もう一つ大事なこととして、船が航海で難破して戻ってこない場合はお金が無駄になりその場合はお金は返さない仕組みでしたので、これを見習い株式会社は「有限責任」という制度ができ、事業主が借金として出資者に返さなくてもいい、という制度になりました。これが資本主義の一大発明とのこと。

事業主は、「事業(貿易)」をするために「会社(船)」を立ち上げるために、お金を集める。出資者は、その事業が良い、上手くいくと思えば出資し、「出資するだけでもっとお金がもらえるかもしれない、でも失敗(難破)してしまうともらえないかもしれない権利」を、何人かで持つ。そうという「株」という仕組みができたんですね。


3.まとめ

わたしたちの、「株が紙切れに…」という大損のイメージは、このかけ事のようなイメージがあると思います。実際に倒産(難破)は紙切れですが、つぶれなければ、その会社が回復したときにまた価値が出るかもしれないということなんですね。
当時は船が難破するかどうか、海賊に合うかどうかなので、後半に船の造船技術、航海技術、海賊からの守備力が上がってからは安定した配当だったんではないのかなーと想像してしまいますね。

〈参考文献〉
池上彰のやさしい経済学1しくみがわかる(池上彰2013)
池上彰のやさしい経済学2ニュースがわかる(池上彰2013)
経済ってそういうことだったのか会議(佐藤雅彦,竹中平蔵2002)

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