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重さが違う一言「ダメになるまでは大丈夫よ」

こんにちは、このはです。

突然ですが、私には大好きな海外ドラマがあります!

それがこちら

『ダウントン・アビー』

ドラマの舞台は1912年から1925年のイギリス、ヨークシャーの架空のカントリー・ハウスである「ダウントン・アビー(Downton Abbey)」で、当時の史実や社会情勢を背景に物語は進む。     Wikipediaより

ダウントン・アビーオフィシャルサイト

有名なドラマなのでご存知の方も多いはず!

序盤にはあのタイタニック沈没事故についても触れられています。

ドラマ6シーズン、全て面白いのですが、個人的に一番のおススメが劇場版です!

『劇場版 ダウントン・アビー』


映画でのお話の舞台は1927年のイギリス。

国王と王妃がダウントン・アビーを訪問するとの事で、準備でめっちゃバタバタしてます!って所から始まります。

まだ観ていない方にはネタバレになってしまうので、あまりストーリーには触れるつもりはありませんが・・・

時代がどんどん変化していく、それこそ、貴族たちが土地を管理するだけでもギリギリだったりとか・・・

それぞれが不安な中、国王や王妃(というよりはその使用人達)の古いやり方気に入らない!

相容れなくい!

理解できない!

対抗してやる!!

それぞれが自分の気持ちや、信念との闘いをしています。

個人的に信念同士のぶつかり合い大好きなので、めっちゃ面白かった!

ぶつかり合ってもちゃんと理解を示し合おうとする部分があって、分断されたまま終わらない所がこの映画のお気に入りポイントです。

”敵を倒して終わり”じゃなくって、”敵を倒さずに上手い事まとまる考え方をする”というところは非常にみていて気持ちがいいですね!

イギリスっぽくちょっとひねくれてる所もすごくいい(笑)


大注目は”バイオレット様”

メインの登場人物にバイオレットという女性がいます。

ダウントン・アビーの主人公は(一応)メアリー(伯爵家の長女)なんですけど、そのメアリーのおばあちゃんです。

メアリーのお父さんが伯爵なので、伯爵のお母さんになります。

このバイオレット様は、本当に強い女性なんです!

一見よぼよぼのおばあちゃんですけど(笑)

顔つきからして気が強そうで!

頭も切れる、仕来りをすごく重視する方です。

若い世代に指摘されてぶつかりながらも、最終的には理解して時代の流れに合わせていく事ができる・・・

そんな非常に賢い女性で、要するにボス的な存在なんですけど(笑)

彼女は自分でも”口うるさい女主人”という自覚はちゃんとあるんですよね。

それでも一家やその土地に住む人たちを守るために、言いづらいことも言ってきた故に嫌われやすい人でもあります。


バイオレット様の後継者・メアリー


この『劇場版ダウントン・アビー』にはバイオレット様が孫のメアリーに自分の立場を引き継ぐシーンがあるんです!

ご高齢なのでお察しという感じなんですけど・・・

メアリーに心配されて即答するんですよ!


メアリー「おばあ様、大丈夫なの?」

「ダメになるまでは大丈夫よ」


めっちゃくちゃカッコイイ!

この言葉にいろんな気持ちが込めらていると感じました。

自分の体の事など、伯爵家の未来に比べたらなんの興味もない

・「私は死ぬまで現役」

・メアリーに立場を引き継いだから安心した事で”やっとこう言えた”


この一言にバイオレット様の人生全てが詰まってる気がします。

彼女にとって大事なのは”しっかり引き継ぐ事”


信頼できる人に任せる事が今まで出来なかったけど、自分も人を信頼して任せる事ができるようになった。

周りの人達も想像以上に賢かった。

信頼できる人たちだったって気づいた・気づけた!

それが人生が終わるかもしれない所で分かった・・・


これってすごい事だなって思います。


言うのは簡単だけど、バイオレット様の一言は重さが違いましたね!

どれだけの思いを乗せて、この言葉を腹の底から出したんだろう・・・って。

時代背景もあるけど、やっぱり厳しい状況です。

夫を亡くして、孤独で、厳格である事が義務だし、その中でもさらに口うるさくしなきゃいけない立場だし・・・

正直、最初にドラマでバイオレット様を見た時は「なんだこの嫌な女は」くらいにしか思っていなかったんですけど(笑)

ドラマ前シーズン観て、映画を見た今、一番好きな登場人物です!

やっぱり第一印象だけでは決められないものって多いですよね。

その人の人生に触れて初めてわかる事が大きすぎるなって。

でも多くの場合はだいたい、第一印象で次があるかどうか判断しちゃうじゃないですか。

それは当然だし、仕方ないと思います。

だけど、自分で第一印象だけで付き合うかどうかを選べない人達・・・

・職場関係の人達

・学校関係の人達

・親戚や兄弟

そういう自分では選べない人達とどうしても向き合わなきゃいけない時。

その人たちの人生、背景を「嫌いだから」という理由だけでスルーするんじゃなくて、「どんな思いを持って過ごしてるのか?」

少しでも、

ほんの少しでも、

考えられると世界が全く違って見えると思います。


今回はバイオレット様の名言「ダメになるまでは大丈夫よ」から感じた背景から学んだ事をお話させていただきました。

それでは今回はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【このは】


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