【本気の文章講座2期】作品集『この星のどこかで』完成
【本気の文章講座2期】の作品集が、昨日、印刷会社から届きました。
4年に一度の閏の日に。
タイトルはご覧のように
『この星のどこかで』
と、いたしました。
なぜそのタイトルにしたかは本書の「はじめに」に書きました。
書き手は
尾崎道郎医師
染屋光宏さん
八木優子さん。
デザインは長澤伸さんで、今回も見事に美しいデザインに仕上げてくださいました。「どこかで」の「ど」の点々が星座のようになっています。
もちろんフォントも作成してくれたものです。
吸い込まれるような日本画は
太宰宏恵さんの作品で、それぞれの作品の中扉にも3点、異なる作品を使わせていただいています。
【本気の文章講座】の宣言を書いた原稿用紙の写真は、写真家の魚住心さん。心さんには他にも私のプロフィールと「おわりに」に写真を使わせていただきました。
こうして書いていると涙が込み上げてきます。
三人の方々の作品を仕上げるまでには、なかなか一言では表せない大変なこともありました。
だけどこうして完成すると、やはりやってみてよかったと心から思います。
思えば30代の頃、出版社を立ち上げて好きな本を作れたらどんなにいいだろうかと夢見ていました。
その頃は「一人出版社」なんて考えられなかったのです。
実現できないことはないけれど、資金と労力がかなりかかって、私にとってはあまりにもハードルが高すぎた。
時は流れて、その夢はいつしか忘れてしまったのだけど、気づいたら私は、かつてのわたしが望んだことを自然な流れの中でやっている。
あら?
という感じです。
夢の中に入っていったかのよう。
あのころの私の夢を生きている。
私自身が夢であるかのような不思議な感覚です。
なんだか、なんだか、
わたしはほんとうに
夢を食べるバクのように
喜びの中を生きている
嬉しさに時めきながら
そこに至るまでのしんどさなど忘れて
今を咲く花のように生きている。
こんなことがあるたびに
もったいないほどの幸せを抱きしめています。
みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。