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センスの磨き方④クリエイターの視点を学ぶ

美しいと感じたものをよく観ても
やはり「なぜ美しいと感じるのか」は
わからないものです。
実は、建築でも工芸品でも、絵や彫刻でも
計算され尽くした「何か」があるのです。
その「何か」は、創造主の技術や経験が深まるほど
決してわからないよう、自然に表現されるもので
探ろうとしても叶わないのです。
そこで創造主たるクリエイターが何を考え
何を目指しているのかを学ぶのです。
本や、インタビュー動画、ドキュメンタリー
さまざまなものがあります。
そうしたものを通じてクリエイターの意識を知ると
次に同じ作品を観るときの「目」が変わります。
いわば、クリエイターの意識がわずかなりとも
インストールされた状態で観ることになるのです。
すると、「美の理由」が体感的に理解できます。
やがて他のものを観ても、
微細なところにも目が行き、
何か気づきを抱くようになっていきます。
美しいものを観る目は、このようにして
育てていくことも大切だと思っています。

みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。