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絶景の温泉宿 赤倉観光ホテル

広大な景色は心を広げてくれる

 空気がひんやりしてくると、いよいよ温泉の季節!!とウキウキしてくるのは私だけでしょうか。
 若い頃は大人達がやたらと温泉に出かけていくのを、「だっさぁ・・・(ダサイ)」などと白眼視していたのに、後半人生を迎えたとたん手のひら返しをしました。冗談のように温泉好きになってしまった私、もっぱら「一人温泉旅」を楽しんでいます。
 今回は、広々とした絶景を眺めつつ温泉を楽しめるお宿として、赤倉観光ホテルをご紹介いたします。

https://www.akr-hotel.com/

創業昭和12年、大倉財閥が手がけた日本屈指のリゾートホテル

 私の宿泊先選びの基準のひとつは「ほどよくレトロで建築デザインが美しい」ということ。温泉ホテルを選ぶ際にも、もちろん当てはまります。
 赤倉観光ホテルは、昭和12年の創業。避暑地およびスキーリゾートの草分けで、当時はまだまだ「選ばれた人々」のためのお宿でした。
 2008年から創業当時の面影を残しつつリノベーションを重ね、古き良き時代の雰囲気と快適さを備えたホテルに生まれ変わっています。

昭和初期の重厚感を残したロビーラウンジ
暖炉の上には昭和初期のスキー板が飾られています。文字通り「板」です!
ライブラリーコーナー。ソファでくつろぎながら本を読むことが出来ます。
かつて客室で使われていたデスクでしょうか。往時の面影が感じられて、うっとり。


温泉からも、レストランからも。広大な景色が心を広げてくれる。

 訪れた日はあいにくの曇り空でした。
 お夕食のためレストランに降りていくと、窓際の席をご案内くださいました。席について顔を上げると、そこには不思議な「青の世界」が。
 標高1000メートル、雲に覆われた高原の薄暮は、こんな色に染まるのかと息を呑みました。
 人々の小さなざわめきもカトラリーやお皿が触れ合う小さな音も、別の次元から聞こえてくるように感じられ、一人、青に染まる時間は、軽い幽体離脱を起こしたかのような自由を与えてくれました。
 (そんなわけで、お食事の写真を撮るのをすっかり忘れてしまったんです)


青に染まる高原の薄暮。お食事は正統派のフレンチでした。
翌朝。あいにくの曇り空ですが、これもまた美しい。ヨーロッパの絵画のよう。
四月下旬、まだ雪が残っていました。ここはスキー場です。

温泉の後はアクアテラスで夜風に吹かれる

 温泉は「Aqua&Sweet棟」にあります。お部屋から館内をぶらぶら歩きながら赴きますが、これがまた楽しいのです。ミュージアムショップをひやかしたり、建築デザインを楽しんだり。
 絶景の温泉宿をうたい文句にしているだけあり、温泉からも景色はバツグンです。
 温泉は撮影禁止なので、公式サイトからご覧ください。
 

 すっかりぬくぬくにあたたまった後は、アクアテラスへ。
 ここがまた幻想的で美しいのです!
 敷地内を流れる湧き水を引き込んで水盤に流しているそうで、心地よい水音も何とも言えません。
 

ライトアップされた夜のアクアテラス。隣にはラウンジがあります。
ソファでゆっくりくつろぎながら高原の夜を堪能

 赤倉観光ホテルには2泊して、ゆっくり過ごしました。
 あちこち観光に行くのではなく、ホテル滞在そのものを楽しむことのできる温泉ホテルです。
 動画では、お部屋を始め館内をたくさんご案内しています。もう一寸知りたいな、という方は、ぜひご覧くださいませ。


 最後までご高覧くださりありがとうございました^^
 素敵な温泉旅を!




#泊まってよかった宿


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