見出し画像

18-8 梅すだれ 肥後の国

朝は読経のあと、字を習う猿彦の横で松之助は阿弥陀経を書き写した。字を知っているとは言え、お経の漢字は見たこともない難しいものばかり。一画一画、間違わぬように目を凝らして書いていった。

ここから先は

1,375字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

小説「梅すだれ」を連載中です!皆様の支えで毎日の投稿を続けられています。感謝の気持ちをパワーにして書いております!