「政治家になりたい!」山邊鈴さん
「結婚したい女たち」好評連載中のクロウサです!
フェス2日目。夢を叶えるための文章表現 山邊鈴さん 10/16(土)を視聴しました。
アメリカの大学に在籍中ということで夜中の12時に、文章を書くことについてのご経験を語ってくださいました。
目次
1.頭の中のもやもやを言語化
2.自信を持って決断できる
3.次のステップへ
1.頭の中のもやもやを言語化
文章を書くようになったのは14歳の時に、頭の中がもやもやでいっぱいになったからだそうです。
中2と言えば思春期。誰もが経験する身体が大人になっていくのに頭がついていかないと言う、あのもやもやでしょうか?わかりませんが、そのもやもやを言葉にして整理したそうです。具体的には内省ノートを書いて言語化をしたということです。その自分について書き綴ったノートをこのセッションで公開されてました。
自分の深掘り。
自分を客観的に言葉で書いていたら、自分の価値を認めてもらわなければと思うようになり、様々なものに応募したそうです。
クロウサのフェス応募に似ているなと思いました。エッセイで自分のことを言葉にしていたら、応募をしたくなったんですよ。山邊さんの言葉を聞いて「なるほど。」と思いました。書く機会を自分からもらいに行かなければと思って応募したのですが、それはきっと自分の価値を認めてもらわなければと思った、ということなのでしょう。
2.自信を持って決断できる
山邊さんは子どもの頃から違和感が多かったそうです。その違和感を文章表現の材料にしていたら、自分に満足できない気持ちが絡まった糸を紐解いていくように消えて行ったということです。
頭の中のもやもやを絡まった糸に例えてらして、言語化によってその糸がバラバラにほぐれていったのを、糸の画像を示しながらわかりやすく説明してくださいました。
そしてこのもやもやの言語化によって「自信を持って決断できる」ようになったということでした。
3.次のステップへ
自信を持った山邊さんはnote、スピーチ、Twitterで言葉を発信し始めたそうです。そしてnoteで人気になって今はアメリカの女子大に通っているそうです。
アメリカに女子大があるんですね。女子高出身の人たちから女子だけの環境は性差別がないから平等意識を育むのにとてもいいと聞くので、きっと快適なんでしょうね。差別の解決には隔離が一番です。
自分を一枚の紙に書くこともされてました。それを日常の選択に迷った時に参考にするそうです。自分がどういう人間だったのかを確認しているってことでしょうね。
その紙も公開されていて、他人との関わり方について乱書きされていました。自分を知るには他人とどう関わっているのかを知るに限るということでしょう。他人がいるから自分が存在できるんですもんね。
文章を書くときのアドバイスとして、多くの人たちの日常を想像しながら言葉を綴るのがいいそうです。それができるように、他人の日常が自分の血肉になるまで他人と接することが必要とのことでした。
自分を知るのも文章を書くのも他人様のおかげ、なんですよね。
変化を起こしたいことはたくさんあるそうなんですが、貧しい人々のために働きたいという夢があるので政治家になりたいそうです。目に見える変化を起こしたいからbeing価値ある人になりたいそうで、政治家を目指していらっしゃいます。
言語を磨くために意識していることは、好きな人の言葉や喋り方を吸収していくようにしているそうです。文体や言葉の選び方を真似していくんですね。
そして言葉選びに妥協しない。
例えば、「親に叱られた」も客観的に見直して、「アドバイスされた」「教えてもらった」と言葉選びをしていく。
言語化について、最後はこう語っていらっしゃいました。
同じ人は同じところに集まる。それによって格差=分断が進む中、共有できない人ともわかり合うために、話し言葉じゃなくて論理構成の練られた言葉が必要不可欠。言葉にすることで自分の道が見えるし、「共感」の壁を越えられる。
言葉を誠実に紡いでいくうちに、自分にも他人にも誠実になっていける。自分との乖離をなくしていける。それをできるのがnote。
たった60分でしたが、濃かったです。クロウサのピックアップしたパンチラインは「政治家になりたい」です。文章を書く人として認識していたので、びっくりしました。
MCさんから山邊さんの大ファンです♡っていうのがむんむん出ていて、見ていてほっこりしちゃいました。見事に文章を書くことで価値を認めてもらえていましたね。きっと次は政治家としての価値を認めてくれる人に出会えるのではないでしょうか。そう思えるセッションでした。
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