見出し画像

14-1 梅すだれ 肥後の国

人を増やす為に移住を推進する天草藩。そうは言っても、独り身の猿彦は歓迎されなかった。移住できるのは子どものいる夫婦。これから子孫を増やしていける若者だけであった。しかし移住の資格がないとは言え、まだ十八歳の猿彦なのだから女も子どももこれから。いくらでも可能性はある。

ここから先は

2,069字

¥ 100

小説「梅すだれ」を連載中です!皆様の支えで毎日の投稿を続けられています。感謝の気持ちをパワーにして書いております!