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「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」の理不尽|お願いだから我慢して欲しい親の思い

長子の私の友人は、長女が多い。そんな長女同士の話題に時折上がるのが、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」って理不尽だよね~という話。

  • お菓子の量が違うように見え、お皿を取り合う喧嘩が始まる。
    →「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」と一喝される。

  • お小遣いをもらい始めた時
    →なぜか妹ももらっている。私が妹の歳にはもちろんもらっていない。
    →「おかしい!」と親に抗議するも、スルーされる。

  • 私が親に「必至でお願いして」通わせてもらったお稽古事
    →妹は親に「勧められて」ちゃっかり始めている。

そのような理不尽を常日頃より感じ、子供時代の私は「長子は損」という思いでいっぱいであった。

今、私は「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」と言いたくなる事をグッと堪えている。

■小学校低学年の長女と、年中の次女の日常

  • 二人で遊び始める。
    暫くすると大体喧嘩が始まる。もう片方が相手が触っているものに対し、「面白そう」と思うのであろう。別々のもので遊べば良いものの、「隣の芝は青い」とばかりに相手のものを欲しがるのだ。

  • 観たい動画、映画が異なる。
    「イヤダイヤダ、絶対嫌だ!」と次女は自分のチョイスを譲らない。

  • ゲームをする。
    もちろん、次女が大体負ける。泣き喚いて、「おねえねが悪い!」という理不尽な発言を繰り返している。

  • 次女が甘えてくる。
    「抱っこしないとお風呂行かない!」「肩車しないともう遊んであげないんだから!」「抱っこしてくれないと、お母さんじゃないと、○○しないと、、眠れないの!」と親を脅迫してくる。
    そんな次女の脅迫に根負けして触れ合っていると、長女は寂しそうにしている。

■次女への対応、長女へのお願いと長女の成長

言葉は通じる次女に、一通りの説明は行う。一応、理解はしているようにみえる。しかし、感情を抑える事ができない。

周囲が根負けしてしまうのは、あまり良くないとは思う。

でも、次女姫様のお怒りは、簡単にはおさまらない。
ゆっくりお付き合いする余裕がない場合も多々ある。
場所によっては周囲にご迷惑をおかけするため、早く収束させたい。

そんな時、私は長女を呼び出す。
呼び出した長女に、「お願いだから、次女ちゃんはまだ理解不足で感情を抑えられないから我慢してほしい。」とお願いしてみる。

長女は不服そうではあるが、理解してくれる事が多く、助かっている。

そんな長女は、譲ってくれたり、彼女なりの解決策を出してくる事が増えてきた。

母はいつも我慢させて申し訳ないと思いと、感謝の思いでいっぱいであると共に、君の成長に感激している。

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