4月16日授業ふりかえり

ヒューマンアカデミー秋葉原校のシナリオカレッジ授業1回目が終了しました。前に書いたように授業は「雑誌・Webライター」と「情報学」の2コマですが、両方をセットにして、あっちにいったり、こっちにいったりしながら進めていきます。

今回強調したかったのは次の2点です。

①実際に対象にふれることで、新しいアイディアがわいてくる。
②わかりやすい文章を書くには順序が大切。

ただ演繹法については、ちょっとわかりにくかったようですね・・・

演繹法は一般的に三段論法とも呼ばれます。そして三段論法には「A=B」で「B=C」なら「A=C」である、といったイメージがあります。でも、実際は違うんですよね。例題を見てもらえるとわかると思います。

大命題:すべての人はいつか死ぬ(A=B)
小命題:ソクラテスは人である(C=A)
結論:ソクラテスはいつか死ぬ(C=B)

このように大命題と小命題の関係性から結論を導き出すため、記号化すると一般的なイメージにそぐわなくなってしまいます。こちらの説明不足もあり、学生もちょっと混乱してしまったようでした。これについては帰納法とあわせて、あらためて説明することにします。

また、学生の中に「三目並べを遊んだことがない」という者がいて、軽くショックを受けました。三目並べって誰もが子どもの頃に1回は遊んだことがあると思っていましたが、どうも違うようです。また、実際に遊んでもらったところ「三目並べがおもしろい」という学生もいて、これまた軽くショックでした。いやー世の中は広いですね。

もっとも、学生に「三目並べ」の改良版を考えてもらったところ、意外や意外、おもしろいアイディアがいくつか出てきたのにも驚かされました(ゲームカレッジの学生ではないので、あまり深掘りはしませんでしたが・・・)。ウェブで「三目並べ 改良」などとググると、いくつか実例が出てきますが、他にもいろいろ可能性がありそうです。

あと、授業の最初に机の配置を変えました。もともとスクール形式になっていましたが、自分の授業では学生数が11名なので、「5カ国の小学校の座席システム。実は、全部違った。」というブログに触発され、教卓を囲むようにコの字型に並べました。それぞれの机に行って学生の状況をチェックしやすかったので、よかったです。

ただ、これだと二人一組で演習をするにはいいんですが(三目並べは隣り合わせでやってもらいました)、三人以上だと難しいので、その際は島形(イギリス式)にするかもしれません。

あと、教室にプロジェクターがないので(一応液晶テレビはあるけど、遠くからだと見にくい)、最初のうちはホワイトボードを多用する授業スタイルになりそうです。

実は学生が1人1台ノートPCを購入しているのですが、まだ届いていなかったんですよ。そのため学生にブログを書いてもらうのも、ちょっとおあずけ。PCが届いたら、あらためて進めていく予定です。



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