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Ep4. 傷病手当金が振り込まれない!?申請~支給までの実録

こんにちは!こんにゃくんです🍢

今回は休職中のお金の味方である、傷病手当金の実体験をまとめてみました。
私自身、なかなか振り込まれなくて不安になったのですが、過去に傷病手当金を受給していた人の実録を読んで「それくらいかかるもんなのかぁ~」と焦りを抑えることができたので、今回の記事で不安になっている方の参考になれば嬉しいです😊


◇ 傷病手当金とは?

病気やケガのために仕事を休み、事業主から十分な報酬を受けられない場合に条件を満たせば、加入している健康保険から傷病手当金が支給されます。

本記事では傷病手当金について簡単に説明します。

1⃣ 支給条件

  • 業務外の病気・怪我で療養している

  • 療養により就労できない

  • 連続する3日間を含んで4日以上勤務できない

  • 休業した期間について給与の支払いがない

2⃣ 支給額

1日あたりの支給額は、おおよそ休業前の給与日額の3分の2です。

1日あたりの金額=直近12カ月の標準報酬月額を平均した額÷30日×3分の2(休業した日単位で支給)

傷病手当金とは?もらえないケースや支給条件・期間・金額を解説 | 労務SEARCH (officestation.jp)

3⃣ 支給期間

支給を開始した日から「通算して1年6か月」です。
支給期間中に出勤して給与が発生する等、傷病手当金が中断する期間があった場合は、その中断している期間は「1年6か月」にカウントされず、傷病手当金支給日が「通算して1年6か月」になるまで支給されます。

4⃣ 主な注意点

  • 長期休業の場合、1カ月に1度の分割申請が一般的

  • 申請の都度、療養担当者(医師)の証明が必要

  • 申請から支給までに時間がかかる

つまり長期で休職をする場合は、毎月病院へ通院し、担当医に前月分の申請書に記入してもらう必要があります。

◇ 実録!申請~支給まで

1⃣ 前提と後から分かったこと

まず前提として、こんにゃくんの会社の場合は以下の通りです。
・関東ITソフトウェア健康保険組合に加入
・給与計算や社会保険関連をアウトソーシングしている

保険者や勤務先によって手続きにかかる時間や支給日は異なるので、
参考程度に読んでもらえればと思います🙏

また、担当医が変わって分かったのですが、これまでは通院時に前月分の申請書をその場で記入してもらっていたのですが、
本来は通院時に前月分の申請書を渡して、次の通院時に記入済みの申請書を返却してもらうのが正しいフローだそうです。。

なので、これから記載する実録よりも本来は2週間ほど時間がかかると思ってもらえればと思います。

2⃣ 【1回目】申請~支給までにかかった期間

12月中旬:会社に休職を申請
12月下旬:会社から傷病手当金の申請書が自宅に届く
1月23日:心療内科へ通院し、12月分の記入をしてもらう
1月24日:申請書を委託会社へ郵送
2月中旬:申請書が保険者に届く
3月19日:12月分の傷病手当金が振り込まれる

3⃣ 1回目の申請は支給までに約2か月かかった

1回目の支給は審査があるため時間がかかるそうなのですが、
実際に1/24に申請書を郵送→3/19に支給されたので、郵送してから支給まで約2か月かかりました。

普通に仕事をしていれば、12月の給料は1月中に振り込まれていることを考えると2か月は無給状態で過ごすようなもんですね。。

ここまで時間がかかると思っていなかったので、仕事から離れたことでストレスはなくなったもののお金の不安が大きくなってしまい、それが原因でメンタルが不安定になることもありました。

4⃣ 支払い決定通知書は支給日当日に届いた

私の場合、支給日や対象期間、支給金額が記載された”支払い決定通知書”が手元に届いたのは支給日当日でした。

支給日の数日前に届くことが多いそうなんですが、私の場合は支給日当日に届きました。
お給料と違い決まった日にちに支給されるわけではないので、もう少し早めに支給日や金額を通知してもらえるとやりくりしやすくなるのになぁと思います。

5⃣ 【2回目】申請~支給までにかかった期間

2月20日:心療内科へ通院し、1月分の記入をしてもらう
2月22日:申請書を委託会社へ郵送
3月5日:申請書が保険者に届く
3月29日:1月分の傷病手当金が振り込まれる

6⃣ 2回目以降は支給までの期間が短くなった

2回目は郵送してから支給まで1か月あまりで支給されました。
特に委託会社へ郵送してから保険者に申請書が届くまでの期間が短くなったようです。

因みに私が加入している関東ITソフトウェア健康保険組合の場合、

  • 支給日は10日・20日・月末のどれか(土日祝の場合は前営業日)

  • 支給の目安は申請書が保険者に届いてから約1か月後

となっているそうです。

7⃣ 傷病手当金の支給日を早くするためにやれること4選

保険者によっては私のように支給までに2か月近くかかることもあるので、
できる限り支給日を早めて安心したいですよね…!

  1. 毎月申請する
    複数月にわたってまとめて申請することも可能ですが、いままで休んだ期間の分しか申請できないので、まとめて申請するということは申請するまでの数か月間は無収入になります。
    また、複数月まとめて申請すると書類の確認に時間がかかり、支給が遅れる場合もあります。
    そのため、毎月きちんと申請する方が早く受け取ることができます。

  2. 早めに通院して医師の記入を依頼する
    前述の通り、申請の対象期間を過ぎてからでないと申請ができません。
    もちろん医師に記入してもらうのもそうですし、医師の記入は一週間ほどかかるのが一般的です。
    そのため、申請の対象期間から早めに通院して、記入を依頼することが支給日を早めることにつながります。
    (例:12月分を申請するなら、1月の月初に通院する)

  3. 会社に申請書の記入を急いでもらうようお願いする
    医師の記入ができたら、会社へ提出して記入してもらうことになります。可能であれば、事情を説明して急ぎで対応してもらえるよう依頼することで支給日を早められる可能性があります。

  4. 記入漏れやミスがないよう、よく確認する
    当たり前んことですが、書類にミスがあると申請に遅れが生じます。
    特に申請期間については、医師が労務不能と定めた期間に「被保険者記入用」と「療養担当者記入用」の申請期間も合わせる必要があるので、注意が必要です。

8⃣ 振り込まれなくて不安な時は問い合わせよう

2か月近く経っても振り込まれないときは、以下の順番で問い合わせてみてください。

  1. 加入している健康保険の窓口
    氏名や会社名などを伝え、いつの期間の申請をいつ頃に郵送したかを説明すると伝わりやすいです。
    申請中なのか、どこかで不備があり、その訂正などが必要なのかなど、進行状況を教えてもらえます。

  2. 会社の人事担当
    もし加入している健康保険に電話した際に、まだ書類が健康保険に届いていない場合は会社の人事担当に連絡してみてください。
    会社の不手際で書類の手続きが遅れていることがあります。

私は初回の支給が2か月近く経ってもされず不安すぎたので、健康保険に電話しました。
いつ健康保険に書類が届いたか、いつ支給予定なのかを教えてもらことができて安心したので、不安な時は恐れず電話してみてください!

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