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アウトプット記録#7 こんなふうに働きたい。

村山昇『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』


この本を読む目的

就職活動中で、これから自分が進む道を考えている真っ最中。

  • 仕事について、会社について、働くことについて、まずどんな視点があるのか知り、多面的に捉えられるようになりたいと思ったため。

  • それから、「自分にとって」よい働き方ってなんだろう?という悩みの答えを見つけたいと思ったため。

3つの気づき

1.「会社人」ではなく「職業人」としての働き方

仕事は会社から与えられるもの、という意識で、会社に雇われ続けることを一つの目的としている働き方が、「会社人」としての働き方。
会社は働く舞台であり、手段の一つととらえ、個人の実力で仕事をする、自分の職をまっとうする働き方が、「職業人」としての働き方。

「職業人」の働き方は、決してアーティストやフリーランスに限定されるものじゃない。
どんなことも「自分の仕事」と捉える。自分の世界観や価値観があって、「自分はこう思う・こうする」という考えをいつももっている。
会社に所属している・いないに関わらず、こうした働き方をすることで、個人として自律した「職業人」になることができる。

唯一無二の存在として、自分という個人が求められるような、「個として強い職業人」になりたいな。


2.ワーク・ライフ・ブレンドという働き方

仕事も生活もきちんとやりきりたい。そのために、両者をしっかり区分けするのが、ワーク・ライフ・バランス。

これに対しワーク・ライフ・ブレンドは、仕事の生活も区分けなく融合させて、楽しむという働き方。
生活と仕事が共通の太い軸のもとに一体化していて、相乗的に活性化している。

仕事を、「しなきゃいけないもの」じゃなくて、やられずにはいられない、ついついいつもそのことを考えちゃうような、暮らしの中の一部にあるもの、にしたいと思っている私。
自分が目指したいのは、こんな生き方かもしれないと思った。


3.「七放五落十二達」の法則

仕事に取りかかるとき、キャリアを拓くとき。
まず「七放の決断」で、自分の計画や決断が7割程度固まったら、サイを投げてみる!
始めてみれば、計画が覆ったり、状況が散らかったり、5割レベルまで落ち込んだところから出直しを強いられる。これが「五落の谷」。
それからの苦闘の末、当初自分が計画していた以上の高み「十二達の丘」にたどり着けることがある。

だれしも最初から完璧な理想を描くことはできないし、完璧に仕上げることはできない。完璧にこだわっていれば、いつまでたっても物事は動かず、機会を逃してしまう。
それなら、まずはいったん出してみる。やってみる。それから修正していけばいい。

いつも完璧を求めてしまって、なかなか放つこともできないし、ぐるぐるうじうじ悩んで、一歩を踏み出すことも苦手な私。
もっと気楽にやってみれば、より早く、より良いものにたどり着けるかもしれないんだな。放つことを恐れずに、やってみよう。

”正解なんてない。決断して、それを「正解の選択」にしていく”

おわりに

仕事にひたむきに打ち込みたい!って思うとき、仕事はそこそこでささやかに暮らしを充実させていけたらいいかなぁって思うとき、最近は自分の気持ちにそんな温度感の波があって、ぐるぐると悩んでいた。

これを読んで、仕事って何だろう、社会とこれからどう関わっていくんだろうって考えたことで、仕事をしんどいもの、として捉えるんじゃなくて、「自分をつくるもの」として捉えたいなと思った。
こんなふうに働きたいっていう理想像をもつことができた。

それから、働き方に関することじゃないけれど、自分の中で発見があった。

こういった、何か・誰かから学んだことを、どうすれば活かせるのか。
結局は、自分に結びつけること。そうじゃなきゃ、いろんな考え方もいろんな理論も名言も、何も入ってこない。
そうやって自分なりの解釈、見方をもつことが、「自分のもの」となるために必要で、それが本で言われていた「観」をつくることなんだろうな。

そのまま書き写したり、写真を撮ったり、ただ言葉を表面的に残しておこうとするだけではだめ。
自分の経験とかからその具体的状況を見つけ出して、それをいったん自分の言葉で本質的なものへ抽象化、概念化してみる。そこで自分なりに、こういうことかぁって納得すれば、次はまた具体的な行動にうつしていける。

こうやってnoteとかで整理して、自分と結び付けること、これからも大事にしていきたい。





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