音楽的側面から見るボサノヴァの特徴とは?
ボサノヴァという音楽ジャンルがあります。音楽ジャンルって他にも無数にありますよね。例えばハードロックとか、テクノとか、ハウス、ソウル、ファンク、パンク等など。
それぞれに特徴がある訳なんですけど、ではボサノヴァのそれは何なのか?最低限コレがなされていないとボサノヴァとは呼べないというところはどこなのか?それを僕なりに書いてみたいと思います。
ボサノヴァと否ボサノヴァとの違いは2つあります。それはリズムとハーモニーです。この2つがボサノヴァの大きな特徴です。もしこのどちらか一方でも欠けていたら、それをボサノヴァと呼ぶのは難しいと思います。
ボサノヴァのリズムはサンバと同じく2/4拍子です。ワン、ツーという「行って〜帰って」で1小節です。決して4/4拍子ではありません。まれにボサノヴァは8ビートという記述を見かけますが、正しくは2/4拍子です。一瞬同じ様に聴こえるかも知れませんが、全くの別物ですので注意してください。
そして次、ハーモニーです。
ボサノヴァの和音は、創始者であるアントニオ・カルロス・ジョビンさんがドビュッシー等の印象派の音楽家から強く影響を受けた事により、かなり凝った作りになっています。
音楽理論的に説明すると長くなってしまうので割愛しますが、要するにロックの様な直線的な和音では無く、広がりのある厚い和音を用いています。
なので勢いというか疾走感みたいなものは若干失われやすいかも知れませんが、その分とても豊かで美しい響きが得られます。
以上の2点がボサノヴァの特徴です。なのでボサノヴァをお聴きになる時には是非これらに注目してみて下さい。
寄せては帰る波の様な心地よいリズムと、優しい感じのする響きを感じたら、まさにそれがこの2点ですので。
僕、こんな音楽を作っている人です。
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