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ギタリストは一生理想の音色を追い求めていく。

ギタリストの皆様はご自分の理想の音色ってありますよね?それは実現出来ていますか?

無能な僕はギター歴40年近くなのに未だに理想の音色を追い求めています。

理想の音色を出すには先ず自分にとっての理想の音色が頭の中で鳴っていなければなりません。要するに理想の音色とはコレだ!と分かっていないとそれを出す事は出来ないという事です。ってそんなの当たり前ですね。

しかし、これは意外と難しいことだと思います。なぜなら、音色を言葉で表す事は不可能なので人に伝えることができないからです。つまり、自分にとっての理想の音色を出すために頼りになるのは自分しかいない。全てを自分で何とかしなければならないからです。

僕の話を少しします。僕にとっての理想の音色とは…上記のように言葉にはできませんが、あえて言えば、暖かで、濁りなくクリアに和音が鳴り、低音が出すぎることもない。歯切れが良く、且つロングトーンも心地良い…そんな感じでしょうか?

しかも僕の場合はフルートとのデュオなので、バンドのアンサンブルに比べギターの音色がとても目立ちます。

今までは主にエレガットを使っていました。でも本当は生のクラシックギターの音をマイクで拾いかったのです。その方が理想の音色に近いからです。しかしハウリング等の問題で断念せざるを得ませんでした。なのである意味エレガットは言い方が悪いですが、仕方なく使っていたのです。

基本的にライン出力でしたので、ピエゾPUの雰囲気を消し生音に近づける為に、いくつかのプリアンプを試しました。それだけで総額10万円程の費用がかかりました。でも結果はあまり満足のいくものではありませんでした。

その理由として考えられるのは使用ギターがギブソンのチェット・アトキンスCEというソリッドボディのモデルだった事も大きく影響していると思います。このギターはコンパクトで取り回しが良く、何より頑丈なところが気に入っているのですが、どうしても音が硬くなりがちです。

そうした経緯を経て今はエレガットではなく、フルアコを使っています。どうせ生音は出来ずにアンプやPUを通したライン出力になるのなら、違う魅力を持つフルアコにしようと考えたからです。

しかしそもそもギターの音色は、エレガットやフルアコに限らず、ボディの材質や弦の種類によっても大きく左右されるので、理想の音色を追求するのは至難の業です。

ギター本体は、コレがダメならアッチ。なんて簡単に交換出来ないので、先ずは弦を幾つか吟味し、理想の弦は見つかりました。後はアンプとエフェクターの組み合わせで探ってみたいと思います。

いや本当にギタリストにとって理想の音色を追求する旅は果てしなく続きそうですね。

〜本日のお勧め〜


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城南画報
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