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小6からプロミュージシャンを目指し夢破れたアラ50男の失敗例その2。

中学生になり軽音楽部へ入部した私にとても大きなカルチャーギャップが襲いかかって来ました。というのもその頃の私はビートルズに感化されていて、図書館に通い詰めビートルズのLPを借りてはカセットテープにダビングするというのを繰り返していて、バンドと言えばビートルズ、ギタリストと言えばジョン・レノンみたいな感覚だったんです。

当然そんな感じのバンドやれたらと入部したのに、部員達に圧倒的に支持されていたバンドはアクセプト、メタリカ、ラウドネス、アンスラックス、アイアンメイデン、マイケルシェンカーグループ、ハロウィン…完全にメタルです。しかもジャーマンメタルの雄アクセプトが一番人気でした。ビートルズ好きだった私は…すぐに感化されてその手の音楽が大好きなりました。

そして、そういったバンドの曲をコピーして文化祭等で演奏していました。クレイジードクターとか、バッテリーとか。でももちろんあまり受けませんでしたし、女の子からもモテませんでした。

その後部内ではガンズアンドローゼスやモトリークルー、ラット等が流行りだします。と同時に後から入部してきた部員達がBOOWYや爆風スランプのコピーバンドをやり出します。

私達はいい加減な英語の洋楽ハードロックコピーバンド。もう一つはBOOWYや爆風スランプ等の邦楽ロックバンド。はたしてどちらが受けたでしょうか?

もちろん言うまでもなく邦楽ロックの方が多くの生徒達に受けます。

はい、今回のエピソードからの教訓は「自分の好みを大衆に押しつけすぎてはいけない!」ですね。コレももちろん様々な分野で言える事でしょうが、殊更音楽や小説、映画等の文化的側面の強い商品はその傾向が強いのではないでしょうか?

いくら自分が気に入っていてもそれに固執ばかりしていては他人から相手にされません。世の中のトレンドや傾向を冷静に分析してそれを取り入れる柔軟性が必要ですね。でも拘りを持つ事が芸術家っぽくて格好良いとか思ってエゴを押し出してしまうと私みたいになってしまいます。ご注意あれ!

僕、こんな音楽を作っている人です。


私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。