見出し画像

共通テスト英語についての私感と、直前に少しでも点数を上げたい受験生の方々へ①。

今週末は共通テストがあります。
写真は太宰府天満宮のある駅です。
(ゲン担ぎになればと・・)


センター試験→共通テストになって4年目ですが
特に英語・数学は共通テストになってから
難化したという声が大きく
英語は平均点は50点そこそこ
センター試験とは大分様変わりしました。


私は英語講師でもあるので
共通テストについて、思うところや
直前ではありますが、2点でも3点でも4点でも
点数を上げたい受験生の方々へ
今からでもできる(かもしれない)
英語の勉強の仕方・解き方を
提案させて頂けたらと思います。


〜〜〜〜〜
共通テストとセンター試験の大きな違いは
1つにリスニングの割合と分量だと思う。

共通テストは
リーディング100点
リスニング100点で

リスニングも大問6まであり、問題を解く為に
かなりの英語の量を聞かなければいけない。
普段から、少なくとも受験の1年前くらいから
リスニングのトレーニングをしていなければ、集中力が持たないと思う。
(ただし、しっかりしたリスニングのティーチングを受けたら、1~2か月の訓練で80点以上はとれる程度の難易度ではある)

リスニングで、受験校を諦めた人続出とも聞いた。

ただ、私の主観だが

量は多いが難易度はそこまで高くない
難しいな、と思うのは全体で1~2問程度

である事。

そして

リスニングのスピーカーが、比較的ゆっくりめに分かりやすくアナウンスしてくれている。
(英検準2級程度)
大問5なんて親切すぎるくらいサービス満点のアナウンスをしてくれている


から、決して志望校を変更しなければいけない程に難易度は高いとは思わない。

要は
○英語に耳が慣れているか
○各大問の効率的な解き方をしているか

この2点さえクリアしていれば
どうって事ない・・と私は思います。
(ちなみに私は帰国子女でもないし留学経験もない、ずっと日本で英語を独学してきた純ジャパです)

じゃあ、ここからは直前でも上がる(かもしれない)聴き方、解き方を提案させて頂きます。


〜〜〜〜〜〜〜

◎リスニングは、解くよりも聴く方に比重を置く

→当たり前なんですが、聴き取れなければ正解できません。
なのに、昭和平成時代のリスニングの亡霊wwのせいか
「答えに関するところだけ聴き取れたら
リスニングは解ける」
と思っている人が未だに少なくない事に衝撃を受けています。
それでは点数を取れないように問題が作成されています。

先ずは、しっかり聴いて
相手が伝えたい内容を理解する事です。

では、アナウンスされるスクリプト(読み上げ原稿)を全て聞き取って理解しなければいけないかというと、まぁそれができればベストかもしれませんが(笑)、決してそうではありません。


リスニングには、一文の中で
また、文構成の中で何が何でも聴きとるべきポイントがあります。

それは

主語、動詞、目的語(補語)

です。
特に動詞と目的語は絶対に聴き逃さない
くらいの気持ちで臨んで下さい。

要するに文頭の3~6語くらいが
1文の中の重要な情報になります。

よく、日本人あるあるなのが

最初速く感じてしまい聴き取れなくて
耳が慣れた最後の方のin the parkあたりで
ようやく聴き取れたという事象。

ダメです(笑)
英文法の構造上、最後の方は修飾語である事が多いので
最初をとにかく意識して聞き取って下さい。

そんな事いっても聴き取れん!!
という方。

受験生であれば、過去問か予想問題集がお手元に
あるかと思いますが
聴き取りに自信がない方は

①読み上げ原稿見ながら
アナウンスを聴く練習をして下さい。


その際、絶対に流し聴きしないで
この文がこう読まれるのか!
と確認しながら聴いて下さい。
その時、解らなかった単語・熟語は
意味と発音を必ず調べて
頭に叩き込んで絶対に覚えて下さい。  

そして、①と、これから述べる②,③通して
主語・動詞・目的語を
聴きとる意識と訓練を高めて下さい。

全てパーフェクトに理解してから②に進む事。
半端にやってしまうと、このメソッドは
効果を発揮しないので
70~80%程度の理解で済ませるなら
このやり方は向いていない、効果が出る事はないと断言します。
それだと初見の問題で太刀打ちできなくなりますので。

これをコンプリートしたら

②読み上げ原稿を見ないで
アナウンスを聴いて下さい。

ひっかかりなく、全て理解できたらOK
③に進んで下さい。
もし、聴き取れない箇所があったら
①に戻って、耳と脳がパーフェクトに文章を把握・理解できるまで学習して下さい。

③①~②で聴いた原稿の
リスニングの問題を実際に解いて下さい。

驚くほど正解できるはずです。
こんだけ読み込んだし聴き込んだし
解らない単語全部調べたんだから当たり前じゃん!!
と思うかもしれませんが
それこそが

「ちゃんと聴き取れている状態」で問題を解く
という事なんです。

これじゃ、初見の問題対応できない!!
と言う人は、先程申し上げた
解く事ばかりに意識が向かいすぎているパターンです。

再三申し上げますが

共通テストのリスニングは

聴き取れてしまえば、割と
どうって事ない問題の集合体です。

耳を育てていけば
初見の問題でもきちんと聴けるようになります。
(残り5日間でできるかどうかは
あなたの学習次第です。)

①~③を
あなたが苦手な、点を取りづらい大問の問題で
この方法で練習してみて下さい。

これがまず、リスニングの基本トレーニングです。
たかが5日
されど5日。

〜〜〜〜〜〜〜

プラスアルファで
聴く時に知っておいた方がよい情報を
以下に記載しますね。

○数字に関わるワードは絶対に聴きとる。
→今までほぼ全部設問に関わっている。

○but, However, Actually,の後は
正答する為に必要な情報が来やすいので
聞こえたら、次のセンテンスを注意して聴きとる。
→国語の現代文でも常套手段ですが
逆説の後は重要な情報がきます。
リスニングでも一緒です。

○単語の難易度がそこそこ高めです。
これはリーディングの方が顕著ですが
リスニングも馬鹿にできない単語が多分に含まれているので
解らなかった単語は絶対絶対、絶〜っっ対にそのままにせずに、意味と発音をチェックして必ず頭に叩き込んで下さい。
聴き取り以前に、単語の難易度についていけなければアウトです。
(共通テストでは、特に形容詞に比較的難しい単語が見受けられます)

また、リスニングでは、
言い換え表現(同意の言葉の別の単語
例えばhand in→submit→turn in等)
が解らなければ、正解の選択肢を選べない
という事が少なくありません。
言い換え表現は出てきたら絶対絶対、絶〜っっ対に(←2回目)押さえて頭に叩き込んで下さい。

〜〜〜〜〜

リスニングはリーディングと違って
学習した事が直ぐに点数に反映されやすく
最後の最後まで点数が伸びます。
まだ5日ある!!
5日あれば、やり方次第で耳は作れます!!

あなたに春、大きな喜びが訪れますよう
心から願っています。

〜〜〜〜〜〜

約束はできませんが
明日、もし当記事のPV数が高ければ
という条件付きですが

大問ごとの特性に対処する
各大問の解き方で
まだ間に合うもの(間に合わない大問もあります・・)

について、記事を書けたらと思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?