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共通テスト(英語リーディング)におけるあくまでも私個人の所感。

共通テスト、受験された皆様
お疲れさまでした。

前回の共通テストに関する記事は
驚く程に人気がありませんでした(笑)。

なのにまた書いてしまう私。

共通テストになってから
英語リーディングの
読まなければいけない文章の分量が
圧倒的に増えて立ち行かなくなっている
という声がよく聞こえます。

テスト形式そのものに問題がある

という声もよく聞きます。

私的な所感ですが

共通テストになってから
発音・文法を問う問題が消え
ほぼ内容を問う問題のみ
後は文章内容整序問題

という形式になりました。

これは 

英語教育の目的が
文法理解をゴールとするのではなく
英語を「ツール」として
的確な情報の処理ができるか
というところまでに持っていくぞ

ということだという
文科省の意思をありありと感じました。

要するに
文法できていても
それを実用的に使えなければ
意味ないよ

という事でしょう。

私の所感としては
分量は多くなったけど
文章の難易度はセンター試験の時より
比較的易しい。
CROWNあたりの教科書のレベルが読めるのであれば、問題ないくらいのレベルではないかと思う。

SVO、準動詞、接続詞、関係詞、同格
のあたりの構文理解がちゃんとできていれば
読み下すのと問題を解くのは難儀ではなく

難儀なのは
あの分量を処理する読解方法と
80分とにかく読んでいく集中力と問題を解く頭脳の持久力
そして文章内、設問に出てくる単語の難易度がかなり高い事。
何にせよ、ボキャブラリィの豊富さは
以前と比べられない程求められる。

ただ、はっきり言わせてもらうと
共通テストはもう4年目なんだから
大学受験する気があるのなら
それはわかりきっている事なので
高校3年間もあれば
いくらでも準備(過去問・予想問題をとにかくやり込む)できただろうに。
と思ってしまうのです。


英語は
そもそも言語であるので
一番の目的はコミュニケーション、意思疎通であり
英語学習は、そのための手段である。
「英語学習」がゴール、目的ではない。

・・・と私は考えてしまうので

そういう意味では
私は共通テスト問題の形式については
賛成派です。

ただ、私が賛成できかねる部分として

「共通」テストという性質と役割を考慮した時

少なくとも、進学校と冠する高校であれば
共通テストの対策指導を十全に出来る環境が
整っているべきであると思います。


そこに関して

大丈夫なんか?
特に地方の高校・・


という懸念が正直あります。

というのも

未だにセンター試験的な
文法至上主義みたいな授業をしている教員が多数の高校がかなりあると聞くし
すごいところだと
進学校って言ってんのに
共通テストになってから
学校で補習や対策をしなくなった
という、耳を疑うような事例まで聞きました。


共通テストに対して
適切な授業をして(出来て)いない
というのが
一番の問題である事

のように、私は思うのです。

共通テストは、塾や予備校に行かなければ
解けない

というのでは
(難関私大や、旧帝大の問題なら致し方なしだと思う部分はあるが)

共通テストでそんな状態では

ハッキリ言います。

学校側の教育・授業に改善すべき箇所が
あるのでは・・
と思わざるを得ない。

日本の英語教育が、今過渡期なのだと思っています。

文法至上主義の弊害で
あれだけ授業でやってきたのに
ニホンジンゼンゼンエイゴデキナイ
では、これからのグローバル社会に
対応できない
という危機感もあったのでしょう。

だから
私は今現在の英語教育の在り方
共通テストの形式に関しては
繰り返し言うが賛成。

ただ、教育を変えるのであれば
それに伴い
教育する場も
教員も
従来通りの授業ではなく
きちんと今の時勢・理念・ニーズにあった授業を提供してほしいし
それは教育という現場と学生を預かる
最低限の責任だと私は思います。


私も
ここで吠えるだけではなく
この夏から
できたら
自分の故郷の高校生・受験生を対象に
共通テスト対策セミナーを開こうと思っていますし

今後noteの記事で、解き方や対策や
勉強の仕方をシェアしていこうと思っています。
(勉強記事は人気ないので果たして需要があるかあやしいところですが・・)

・・もし公開するとしたら有料記事ですが(笑)。
ただ、対象が主に高校生・浪人生という事を考慮した価格設定にするつもりです。


声を上げるなら
まず自分が出来ることをちゃんとやるべし。


受験生の皆さん
最後の最後まで
合格通知をこの目で見るまで
何があるか分からないのが
どんでん返しも起こりうるのが受験です。

私自身
諦めずに努力をずっとずっと重ねてきた生徒さん限定ですが
そういう生徒さんが
起死回生を起こすところ
何回も何回も見てきました。

志があって
そこに見合う努力をしてきた自負があるのなら
どうか最後まで頑張り抜いて下さい。

あなたの人生にサクラサクことを
心から願っております!!


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